キム・ヨナ、現役引退ステージの楽曲は「誰も寝てはならぬ」に決定!“点数を取ることよりも…”

OSEN |

フィギュアスケート選手キム・ヨナ(23)が、イタリアのオペラ作曲家ジャコモ・プッチーニのトゥーランドットのアリアで、現役最後のステージを飾る。

キム・ヨナのマネジメント会社であるAll That Sports(代表:パク・ミヒ)は1日、キム・ヨナの引退ステージであり、新たな出発の場となるアイスショーのエキシビションプログラムをジャコモ・プッチーニのオペラ「トゥーランドット」のアリア「誰も寝てはならぬ」に決めたと発表した。今回の新しいプログラムは、5月4日から6日までソウルオリンピック公園・体操競技場の特設リンクで行われる「Samsung Galaxy★スマート・エアコン All That Skate 2014」で初めて公開される。

ジャコモ・プッチーニの生涯最後のオペラである「トゥーランドット」は1926年初上演された作品で、ロマンチックで雄壮なメロディが特徴的な作品だ。オペラ「トゥーランドット」には有名なアリアが多数あるが、そのうちキム・ヨナはアイスショーのため「誰も寝てはならぬ」を選んだ。この曲はアリアの中でもスケールが大きくメロディが華やかな楽曲で、主人公のカラフ王子がトゥーランドット姫に伝える愛のメッセージが込められている。韓国でも様々なCMのBGMとして使われ、よく知られている楽曲だ。

現役を引退するキム・ヨナは今回のアイスショーで、素晴らしい照明や舞台演出と共に、美しい音楽や芸術的な演技でオペラのステージを連想させる演技を披露する予定だ。

キム・ヨナは「『誰も寝てはならぬ』は、大会のように点数を取るための技術よりも、私のインスピレーションによって感情を十分に表現できる振付に集中している。ずっと演じてみたかった音楽の一つで、私だけの演技を通じて観客と共鳴するステージを作りたい」と新しいプログラムへの思いを語った。

今回のエキシビションプログラムの振付を担当したデービッド・ウィルソン(David Wilson)は「『誰も寝てはならぬ』は、様々なスケーターが演じてきたため、これまで使わなかったけれど、もう競争への負担がなくなっただけに、自分がしたかった楽曲に合わせて存分に演技できる機会を設けた。完全にアイスショーのための作品で、キム・ヨナだけの豊かな感情表現や繊細な表現力が観客に最高の感動を与えると思う」と自信を示した。また、彼は「最後の歌詞を翻訳すると『勝利、勝利、勝利』だ。苦難を乗り越えて最高の地位に上り詰め、現役引退を控えたキム・ヨナの心情に似ていると思う」と話した。

All That Sportsは「現役引退ステージであるだけに、いつもより繊細で感性的なプログラムになっている。『誰も寝てはならぬ』を最後に現役を引退するキム・ヨナのラストステージ、ファンに感謝を表現する新たな出発を祝福してほしい」と付け加えた。

「Samsung Galaxy★スマート・エアコン All That Skate 2014」の入場券は4月1日午後7時からインターパークで販売される予定で、詳細は「Samsung Galaxy★スマート・エアコン All That Skate 2014」の公式サイトで確認することができる。

記者 : キム・ヒソン