「感激時代」出演料未払い問題を乗り越え有終の美を飾ることができるのか

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写真=KBS 2TV「感激時代」ポスター
放送開始前から議論が絶えなかったKBS 2TV水木ドラマ「感激時代:闘神の誕生」(以下「感激時代」)が、出演料未払い問題で波紋が広がっている。

31日午後、あるメディアは「感激時代」に出演中の俳優たちの所属事務所が出演料支払いの期限を破った制作会社Ray&moを相手に団体訴訟を準備中であると報じた。

これについて制作会社側は「その日も出演料を支払っており、出演料未払い問題が発生しないように万全の努力をしている」と釈明した。また、韓国放送役者労働組合の執行部とも緊密に協議を行っており、それに関する合意書も作成中であると理解を求めた。金曜まで出演料を逐次支給する予定であるという約束も付け加えた。

しかし、労働の対価を受け取ることができない「感激時代」の俳優やスタッフたちに制作会社の釈明は虚しく聞こえている。制作会社は出演料未払い問題が発生する度に「直ちに支給する予定だ」「支払中だ」など似ているような釈明を機械のように繰り返しているためだ。

制作会社への関係者たちの不信は、出演料未払いに関する記事を通じても幾度もあらわになった。出演料未払い問題が特に多いKBSが同ドラマを流すテレビ局であることも不信が広まることに一役買った。「出演料未払い問題は全て制作会社の問題である」と片付けるKBSの無責任な態度は、今回の事態をより一層広めている。

現在「感激時代」の制作会社や制作陣は出演料未払い問題など複合的な問題に絡んでおり、ドラマの成績は良いが、関係が良くないという。放送終了まで3日しか残っていないにも関わらず、打ち上げパーティの日付や場所が決まるところか打ち上げパーティに参加することすら不明であるという雰囲気が俳優側の関係者の間で広がっている。

異変がない限り、水木ドラマの視聴率1位として光栄なる退場が予想される「感激時代」が果たして出演陣及びスタッフとの関係を取り戻し、みんなで一丸となって笑顔で有終の美を飾ることができるのだろうか。そのためには出演料未払い問題に対応する制作会社やKBSの態度から積極的に変わるべきではないだろうか。

記者 : イ・ウイン