「感激時代」水木ドラマの最強者として君臨することができるのか…3つの鑑賞ポイントは?(総合)

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写真提供=KBS
水木特別企画ドラマ「感激時代:闘神の誕生」(脚本:パク・ゲオク、演出:キム・ジョンギュ、アン・ジュンヨン、以下「感激時代」)が再びチャンスを掴んだ。SBS「星から来たあなた」が終了することにより、視聴率が上昇するきっかけを得ることができた。また、同時間帯に放送されているMBC「ずる賢いバツイチの恋」の視聴率不振も好材料となった。

「感激時代」はこれまで低迷していた視聴率の負担を払い落とし、視聴率を上げることができるだろうか。4日午後2時、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市処仁区(チョイング)で開かれたKBS 2TV「感激時代」の記者懇談会に参加したSS501のリーダーキム・ヒョンジュン、イム・スヒャン、キム・ソンオ、ソン・ジェリムとのインタビューを通じて「感激時代」が水木ドラマでトップを占める鑑賞ポイントを3つピックアップした。


鑑賞ポイント1:深まった関係…本格的なロマンスが始まった

俳優たちの見事な演技とともに様々な大きな事件を通じて、上海のバンサントン区域とクラブ上海をめぐるファンバン、デグチ・カヤ(イム・スヒャン)、チョン・ジェファ(キム・ソンオ)の対立関係が明確になり始めたことは「感激時代」の期待感を高める要因である。

これについてキム・ソンオは「これまで放送した内容は、各人物がどんな目的を持って生きているかに対する説明だった。これからそれなりの役目を与えられた人物たちの感情と目的のゴールに向かっていく物語が描かれる」と今後の展開を要約してくれた。また、「このような人物たちが激動の時代を生きながら失敗と成功という、言葉で単純に説明できない複雑な状況を迎えるだろう」と付け加えた。

すなわち、正体を現した人物たちの対立が凄絶なアクションと頭脳の戦いで物語が本格的に展開される。中盤になり最強者として現れたシンイチ(チョ・ドンヒョク)、ワン・ベクサン(チョン・ホビン)、デグチ・カヤ(イム・スヒャン)など、人物たちの対決も毎話ごとにブラウン管を圧倒する予定だ。そこに、これまで愛憎関係だったシン・ジョンテとデグチ・カヤが誤解を解き、シン・ジョンテへの切ない感情を持つようになったという点も今後の展開が注目される理由だ。


鑑賞ポイント2:脚本家交代論議、「感激時代」にむしろプラスになった

先立って「感激時代」は第11話の放送分を起点に、「感激時代」を執筆してきたチェ・スンデ脚本家からパク・ギェオク脚本家に交代し、議論の中心に立った。本来“脚本家の交代”という強力な方法は視聴率が低かったり、俳優もしくは制作陣と脚本家との摩擦が起きた場合のみ使用するカードであるからだ。

しかし、時間と場所が変わって上海に舞台を移した「感激時代」は、あらゆる論難にもドラマの流れを安定して進行させ、視聴率上昇のきっかけを迎えた。これにシン・ジョンテ役を演じているキム・ヒョンジュンは「脚本家が交代したのは何かの問題があったわけではなく、もっと良い作品を作ろうという俳優と制作陣の選択だった。脚本家によってスタイルが違うので、台詞のトーンなど細かい部分に小さな違いが発生するかもしれないが、演技する立場としてはすでにキャラクターに没頭した後なので大きな無理はない。僕たちは脚本家が交代された後に『感激時代』がより良い作品になったと思っている」と伝えた。

また、イム・スヒャンは「新義州(シニジュ)から上海に移った後からの物語は、第2の『感激時代』と見てもいいだろう。シン・ジョンテがパンサムトン通りの主人になり、カヤは両親を殺した敵を探すなど、より面白くなった展開がたくさん残っている。この部分に集中して見れば、『感激時代』をより楽しめるだろう」と説明した。


鑑賞ポイント3:キム・ヒョンジュン、彼の演技は“感激”だ

「感激時代」のシン・ジョンテは、キム・ヒョンジュンの再発見と言っても過言ではない。きれいな容貌で“イケメン”のキャラクターだけ演じてきたキム・ヒョンジュンは、今回の作品によって“闘神 ”に生まれ変わり、凄まじい演技力の発展を披露した。

華やかなアクションシーンよりも、視線を引き付けたのは感情シーンであった。妹に対する切ない気持ちを表し嗚咽するシーンと、同僚を失った怒りと悲しみを表すシーンは「この男が本当にキム・ヒョンジュンなのか?」と思わせた。

しかし、キム・ヒョンジュンは演技力が向上したという評価について「率直に以前の作品と演技的に変わった部分はない」と言葉を控えた。彼は「キャラクターを演じようと思うよりも、ドラマの時代を生きていく人物になってできるだけ没頭しようとした。以前と変わったことがあれば、それは演技と撮影現場で俳優たちとの共演を楽しむようになったことだ。これからももっと頑張る姿をお見せしたい」とより毅然とした感想を伝えた。

また、キム・ヒョンジュンは「『感激時代』の視聴率上昇のために必殺技を準備した。5日の放送で下着以外は全て脱ぐ。どうしてドラマ序盤に脱ぐシーンがないのだろうと思っていたら、この時を待っていたようだ。期待して欲しい」と機知に富んだ答えで「感激時代」への関心を呼びかけた。

記者 : キム・グァグク、翻訳 : チェ・ユンジョン、ナ・ウンジョン