イ・ミンジョン&チュ・サンウク主演「ずる賢いバツイチの恋」唯一のラブコメで水木ドラマ大戦の王者となるか?(総合)

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韓国の地上波3局の水木ドラマ大戦に再び火がつく見込みだ。トップ俳優たちが休息を終え、空席となった王座を手にするための戦いに突入する。果たして視聴者は誰の肩を持ってあげるのだろうか。

27日午後10時、韓国でMBC新水木ドラマ「ずる賢いバツイチの恋」(演出:コ・ドンソン、チョン・デユン)がスタートする。水曜日ではなく木曜日に第1話と第2話が連続放送されるというややイレギュラーな放送となる。あいにくこの日はSBS水木ドラマ「星から来たあなた」の最終回が放送される日でもある。イ・ミンジョンとチュ・サンウクは「星から来たあなた」に向けられた関心を越え、新たな強者に浮上することができるのだろうか。

24日午後、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)のあるウェディングホールでは「ずる賢いバツイチの恋」の制作発表会が開催された。イ・ミンジョン、チュ・サンウクをはじめ、キム・ギュリ、5urpriseのソ・ガンジュン、ファン・ボラ、INFINITEのエルなど主演陣が一堂に会し、水木ドラマ大戦に参戦する感想を述べた。

チュ・サンウクは「第1話が木曜日に放送なので少し驚いたが、大きな心配はない。もちろん『星から来たあなた』と競争するというプレッシャーがないわけではないが、最近は再放送やインターネットを通じてのオンデマンドサービスもあるので、視聴者のみなさんに見て頂けると思う」と自信を見せた。

イ・ミンジョンの感想は違った。水曜日ではなく木曜に第1話と第2話が連続編成されるとは全く予想していなかったという。イ・ミンジョンは「実は、3月初旬にスタートすると思っていたので、少し残念だ。『星から来たあなた』の最終話もプレッシャーだけど、何よりも水曜日ではなく木曜日にスタートするというのが不安だ。視聴者がこのことを認識しているかどうかが心配だ」と伝えた。

イ・ミンジョンは前作「私の恋愛のすべて」でも、ややプレッシャーを感じさせるバトンを受け取っていた。今回と同様、水曜日ではなく木曜日のスタートだったのだ。ドラマそのものは好評を受けたが、視聴率の面では残念な成績であった。イ・ミンジョンは「他の俳優は一度も経験しないだろうのことを、私は不思議なことに2度も経験している。第1話が大事なので、不安になるのは事実だ」と伝えた。

しかし、以前よりは余裕のある様子だった。「ずる賢いバツイチの恋」は現在韓国で放送されている地上波の月火・水木ドラマの中で唯一のラブコメディドラマだ。ニッチ市場の視聴率を狙えるというわけだ。すでに親しくなったチュ・サンウクとの共演も順調で、撮影現場の雰囲気も和気あいあいとしているという。

イ・ミンジョンは結婚後初めてのドラマでバツイチの女性役を選んだ理由についても答えた。イ・ミンジョンは「主人公が結婚しているかどうかは選択の基準にはならない」とし、「主人公が結婚している女性なのか、独身女性なのか、バツイチ女性なのかは重要ではない。物語そのものの面白さが重要だ」と伝えた。

イ・ミンジョンは「どちらかというと恋愛よりは結婚、離婚の話が深くなると思う。実際に結婚しているので演技に役立つと思う。そのため、今回の作品に多くの愛着を感じている」とし「未婚だった時はよく分からなかった感情を表現できるかもしれない」と自信を見せた。

チュ・サンウクはイ・ミンジョンとのケミストリー(共演俳優の相性)にも期待してほしいと強調した。実際に仲が良く、自然なカップルの演技ができると自信を見せた。チュ・サンウクは「親しい仲なので、自然な演技ができると思う。表現したい演技を、全部見せようと思う」と付け加えた。

続いてチュ・サンウクは「他は分からなくても、イ・ミンジョンとのケミストリーは本当に心配していない」とし、「カッコよくて可愛いのに何が心配なのか」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。

チュ・サンウクはイ・ミンジョンだけでなく男性俳優同士のケミストリーにも自信を見せた。劇中で秘書やライバルとして登場するエル、ソ・ガンジュンとの共演も重要なポイントの一つであるという。チュ・サンウクは「女優とのコンビネーションも重要だが、男性同士のアンサンブルも大事だ。二人との共演にも期待してほしい」と伝えた。

演技を始めて間もないエルやソ・ガンジュンも抱負を語った。特にエルはチュ・サンウクに深い信頼を見せた。エルは「チュ・サンウク先輩は性格が良く、実の兄のように慕っている。先輩のもとでたくさん学び、努力する」とし、「秘書役なので運転をする姿が自然に見えるよう、実際に運転免許をとった。これからも新しいことに挑戦していきたい」と覚悟を語った。

ソ・ガンジュンも演技への情熱を見せた。ドラマで年上のイ・ミンジョンに恋心を抱くクク・スンヒョン役を務める彼は「不思議なことに、年上の女優との共演が多い。たくさん気を配ってくださるので、演技をするのが楽で楽しい。イ・ミンジョン先輩を初めて見た時はあまりにも綺麗で声をかけることもできなかったけれど、ラブストーリーを演じられることになってそれだけでも光栄だ」と伝えた。

「ずる賢いバツイチの恋」は、成功した事業家になって現れた元夫(チュ・サンウク)をもう一度誘惑するために奮闘する女(イ・ミンジョン)の誘惑談を描いたラブコメディドラマだ。「僕の妻はスーパーウーマン」を演出したコ・ドンソン監督とMBC脚本公募で選ばれた新人のイ・ハナ脚本家が意気投合した。韓国で27日の午後10時から第1話と第2話が連続放送される。

記者 : キム・ジヒョン、写真 : チョ・ソンジン