グループのメインボーカルだけがエースではない!変化を遂げるソロ活動

OSEN |

もはやグループのメインボーカル、エースという概念が変わると思われる。

グループには主なパートを歌うメインボーカルが存在しているが、もう彼らが中心になってグループが構成されたり、ソロの出番を決めることは古くなってしまった。

9日現在、音源チャートの上位に入っているソロ歌手も、メインボーカル出身がいない。SISTARのソユはヒョリンに比べてボーカルとしては知られていないが、2連打のホームランを打ち、メインボーカルやサブボーカルの区別が不要であることを証明している。彼女は昨年、Mad Clownとのデュエット曲「Stupid in Love」で音楽配信チャートを総なめにしたが、最近ジョンギゴとタッグを組んだ「Some」で10つの音楽配信チャートを総なめにした。メインボーカルではないメンバーがこのような音源パワーをアピールするのは非常に異例のことである。

話題を巻き起こしながらリリースしたBrown Eyed Girlsのガインもメインボーカルではない。主にキュートな感じをアピールする末っ子の位置を守っていた。しかし、「Abracadabra」でセクシーさを認められ、その後ソロ曲「取り戻せない(Irreversible)」「Bloom」などで人気を得ている。

神話(SHINHWA)のM(ミヌ)もメインボーカルではないが、アルバムやコンサートなどの活動を持続的に繰り広げ、最近10週年を迎えた。グループとソロ活動を10年以上並行するということ自体が新しい歴史だ。上半期にはソロでアジアツアーも開催する予定だ。

大人気を得たTrouble Makerの4Minute キム・ヒョナとBEAST チャン・ヒョンスンもそれぞれのグループでメインボーカルを務めていない。キム・ヒョナはソロでも人気を得ている。

もちろんこれは完全に新たな現象とはいえない。これに先立ち神話とBIGBANGもメインやサブの区別無しで全てのメンバーたちがソロ活動を行い、Fin.K.L出身のイ・ヒョリもメインボーカルを乗り越える活発な活動をした。

にもかかわらず、「メイン」もしくは「エース」への固定観念は常に存在した。しかし、この区別はもはや無くなりつつある。1月にデビューしたGOT7も、メインボーカルと言えるヨンジェが一番遅れてチームに加入した。デビューを控えているあるチームも他のメンバーたちは全て構成されている状態で、それに合わせてボーカルを後になって入れ替えたという。ある歌謡関係者は、「個性の強いメンバーがいれば、彼らは十分メインまたはソロの役割を果たせると判断している。メインボーカルが本当の意味で“メイン”になるのは以前の話だ」と語った。

記者 : イ・ヘリン