イ・ジョンジェ、ついに男の香りを漂わせた ― 新年のスクリーンを席巻する4人の男性俳優
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2014年映画界を制覇し、女心を掴む4人の男性俳優
もうこれ以上言葉は必要ない。10代だと信じられないほどの演技力を持つヨ・ジング、優れたビジュアルで女心をくすぐる20代のキム・ウビン、待っていてくれたファンに良い演技で応えるヒョンビン、信頼して見ることのできる演技力で映画界を圧倒した変身の天才イ・ジョンジェまで。2014年の映画界を盛り上げる俳優たちがここにいる。ルックスと演技力はもちろん、女心を掴む魔力まで。彼らの魅力に迫ってみよう。
40's“永遠のお兄さん”イ・ジョンジェ
[who]1973年3月15日生まれ。1993年SBS「恐竜先生」でデビュー、今年でデビュー20年目である。20代の頃SBSドラマ「砂時計(モレシゲ)」で一躍スターになったイ・ジョンジェは、それほど目立った活躍がなかった30代を経て、不惑の年に第2の全盛期を迎えた。2010年「ハウスメイド」を皮切りに2012年「10人の泥棒たち」、2013年「新しき世界」「観相師」まで。これまで知らなかった、あるいは知っていながらも知らないふりをしていた俳優イ・ジョンジェを見直すきっかけになった作品である。パク・ソンウン、チョン・ウソン、チョ・ジョンソク、チョ・ジヌンなど優劣を付けがたい俳優たちの中で第34回青龍映画祭の助演男優賞を獲得したイ・ジョンジェ。彼の俳優人生の第2幕は、まさにこれからなのだ。[what]“理由は問わず”信頼して見ることのできる俳優になった。「俳優は40代から熟す」というある俳優たちの言葉通りイ・ジョンジェは待っていたかのように40代を迎え、今まで開花されていなかった能力を発揮した。年齢にふさわしい知性と退廃的な雰囲気、ニヒルな微笑みをキャラクターで絶妙に表現するイ・ジョンジェは、なぜイ・ジョンジェでなければならないのかということを如実に感じさせた。また、作品の中で誰よりもセクシーに見える理由は、トップスターの神秘主義を維持しながらも演技においては誰よりも素直になるイ・ジョンジェ特有の強みがあるからだ。
「新しき世界」でイ・ジョンジェと共演したチェ・ミンシクは「こいつがついに男の香りを漂わせた」と絶賛した。「観相師」のハン・ジェリム監督は「イ・ジョンジェだったので180度異なる首陽大君(スヤンテグン)を誕生させることができた」と伝えた。「クラスは永遠だ(Class is permanent)」という言葉をそのまま立証したイ・ジョンジェにファンは「休まず活動してくれ、変わらず私たちの側にいてくれてただ感謝する」と言う。説明の必要がない俳優、イ・ジョンジェ。今観客はイ・ジョンジェを、イ・ジョンジェが選択した作品をひとかけらの迷いもなく選ぶほど信頼している。
[why]3連続ホームランを記録したイ・ジョンジェの次回作は「ビッグマッチ」に確定している。「ビッグマッチ」は韓国上位0.1%のためのゲームを作った設計者と兄を救うために身一つでゲームに飛び込んだ男の対決を描いた作品だ。今回の映画で一晩のうちに殺人の濡れ衣を着せられた韓国最高の格闘技スターであるチェ・イクホに扮するイ・ジョンジェは、韓国の映画界で愛されているもう一人の俳優シン・ハギュンと共演する。
関係者によると、イ・ジョンジェは紳士的なイメージを捨て、難度の高いアクションを披露し、風変わりなユーモアセンスのある本物の男に変身する計画だ。以前から「ビッグマッチ」への出演を決めており、すでに筋肉質な身体作りを始めたということだ。映画ファンはイ・ジョンジェとシン・ハギュンという胸をときめかせる二人の共演が中止になることだけはないように切実に願っている。
[代表作]
「観相師」(2013)
「観相師」で悪役がどれほどセクシーなのかを見せてくれたイ・ジョンジェ。毛皮の衣装を着て登場した最初のシーンは、永遠に残る名シーンとして挙げられるであろう。
「新しき世界」(2013)
チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェ。見ていてもまた見たくなる組み合わせである。ノワール映画の新しい世界を切り開いた「新しき世界」は、イ・ジョンジェの魅力をさらに倍増させた。
記者 : チョ・ヨンギョン