キム・ウビン、台本を噛んで飲み込むように演じる ― 新年のスクリーンを席巻する4人の男性俳優

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2014年映画界を制覇し、女心を掴む4人の男性俳優

もうこれ以上言葉は必要ない。10代だと信じられないほどの演技力を持つヨ・ジング、優れたビジュアルで女心をくすぐる20代のキム・ウビン、待っていてくれたファンに良い演技で応えるヒョンビン、信頼して見ることのできる演技力で映画界を圧倒した変身の天才イ・ジョンジェまで。2014年の映画界を盛り上げる俳優たちがここにいる。ルックスと演技力はもちろん、女心を掴む魔力まで。彼らの魅力に迫ってみよう。

20's“忠武路の優良株”キム・ウビン

[who]1989年7月16日生まれ。本名キム・ヒョンジュン。全羅南道(チョンラナムド)光州(クァンジュ)で学生時代を送ったキム・ウビンは、モデルとしてデビューし、2011年KBS 2TV「ホワイト・クリスマス」で本格的に役者としての活動を始めた。その後MBNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ヴァンパイアアイドル」、SBS「紳士の品格」「花ざかりの君たちへ」を通じて認知度を上げ、2012年KBS 2TV「ゆれながら咲く花」で親友のイ・ジョンソクと一緒にポテンシャルを発揮し、20代を代表する俳優の仲間入りを果たした。映画デビュー作「チング 永遠の絆」まで成功させたキム・ウビンは、映画でも通じる俳優ということを証明し、現在SBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」で“ヨンドアリ(チェ・ヨンドに夢中になること)”を巻き起こした主役として、ブームレベルの人気を集めている。

[what]整った目鼻立ちに、スクリーンを掌握する能力は、キム・ウビンの長所であり、特技だ。多方面に活かすことが可能な外見は、役者キム・ウビンにとっては欠かせない条件である。彫刻のようなイケメンではないが、近づけないオーラと、「モデル出身の俳優には限界がある」という一部の懸念を一気に払拭した確かな実力は、スクリーンを席巻する次世代の俳優として相応しい。

“台本を噛んで飲み込むように”演じるキム・ウビンに対し、一部では「恐ろしく準備し、憎らしく演じる」と評価される。さらに、出演する作品ごとに完璧に演じ、憎らしいキャラクターさえも可愛く表現する能力で、映画とテレビにおいてためらわれることなく選ばれる俳優となった。もちろん、不良少年の役を主に演じ、今まで彼のイメージにプラスとなるキャラクターを演じてきたため、もう少し見守る必要がある状態だ。しかし、人気に後押しされ、テレビと映画を席巻した俳優ではないため、そして恐ろしく準備するという演技への情熱があるため、ある程度の失敗があっても、彼に対する信頼はすぐには壊れないようだ。

[why]すでに決まっている次の作品はない。ただし、新しく出来上がったシナリオは、すべてキム・ウビンに渡されているという噂だ。30本あまりのシナリオで、彼はすでにキャスティング候補1位となっている。しかし、所属事務所は「まだ決まっていない」とすべての情報を遮断している。大きな成功を土台に、興味を引く次の作品の制作を準備しているある制作会社の関係者は「希望の俳優をキャスティングしたい気持ちは、どの制作会社も同じだと思う。そして、その俳優は極めて限られている」と述べ「そのため、すべての選択権は俳優がにぎっている」と伝えた。このシナリオもまた、キム・ウビンの机の上に置かれているという。韓国映画界の新星として浮上したキム・ウビンが、どのような方法で自身をもう一歩前進させる作品を選ぶのかに関心が集まっている。

[代表作]

「チング 永遠の絆」(2013)
映画デビュー作。釜山(プサン)の訛りを見事に表現し、どのようなキャラクターでも演じることのできる、最も注目される次世代の俳優となった。

記者 : チョ・ヨンギョン