「芸能兵士」から「盗作」「モッパン」まで、一目で見る“2013年のキーワード”
MYDAILY |

聞き慣れているが、今年特に頻繁に登場したキーワード…「盗作」「芸能兵士」
今年、歌謡界では絶え間ない盗作論議で多くの歌手たちが困難な状況に巻き込まれた。11月、プロデューサーのPrimaryは、MBC「無限に挑戦」の「2013 自由路(チャユロ)歌謡祭」でパク・ミョンスとチームを組んで発表した「I Got C」を公開した。「I Got C」は公開直後、各種音楽配信サイトで上位にランクインされ人気を集めたが、オランダの歌手カロ・エメラルドの「Liquid Lunch」を盗作したという疑いが浮上した。

また、歌手IUも盗作疑惑に巻き込まれた。最近ネットユーザーらはIUの「ブンホンシン(赤い靴)」が海外ミュージシャンNektaの「Here's Us」と類似しているという盗作疑惑を提起した。これに対し、IUの所属事務所であるLOENエンターテインメント側は「二つの曲は完全に異なっている」と釈明し、論議になったパーツのコード進行を詳細に比較した。歌手ロイ・キムは自身のコンサートで自作曲の「祝い歌」がBusker Buskerのチャン・ボムジュンの曲を盗作したという疑惑を釈明する態度が生意気すぎるという非難を受け、これに先立ちデビュー曲「春春春」の盗作論議も再浮上した。
ガールズグループCRAYON POPは今年、「パパパ」「Lonely Christmas」の二曲を発表するたびに盗作疑惑に巻き込まれた。CRAYON POPは「パパパ」での活動当時、ネットユーザーらは日本のガールズグループであるももいろクローバーZの写真をウェブサイトに掲載し、衣装の盗作疑惑を提起した。写真にはももいろクローバーZとCRAYON POPの衣装が横に並べられており、実際にCRAYON POPは、ももいろクローバーZが着用したジャージ、ヘルメットはもとより、胸の名札まで酷似していた。
これに対し、CRAYON POPの所属事務所であるChromeエンターテインメント側は、議論になったパーツを詳細に反駁し疑惑から逃れる様子だったが、最近発表した新曲「Lonely Christmas」の予告イメージの衣装がまたももいろクローバーZと似ているという盗作疑惑が提起された。また「Lonely Christmas」の冒頭部分が「ルパン3世」の前奏とそっくりだという盗作疑惑も提起され、再びネットユーザーたちから批判の声が上がった。

これに先立ち歌手RAINと女優キム・テヒのデート写真が公開されたが、当時RAINが外出時に戦闘帽を被っていなかったという服務規律違反は再び物議をかもした。結局SE7ENとサンチュはもとより、芸能兵士7人を重懲戒、1人は軽懲戒を受け、国防部は広報支援隊員制度を廃止することにした。
バラエティ番組&ドラマ&映画が誕生させた新キーワード…「モッパン」から「チュブリー」「ポブリー」「お荷物スンギ」「ヤンピョン兄さん」まで
「モッパン」とは“食べる放送”の略語であり、俳優ハ・ジョンウが映画「悪いやつら」「黄海」などで料理を美味しく食べるシーンでネットユーザーたちの関心を集めたことから始まった。ハ・ジョンウの“モッパン”ブームに彼が主演した映画「ベルリンファイル」の配給会社CJエンターテインメントが観客300万突破を迎え映画を編集し、ハ・ジョンウの食べるシーンを公開したこともあった。

まだ幼い年齢にもかかわらず、ハ・ジョンウを超える力をアピールした人物たちもいた。歌手ユン・ミンスの息子であるユン・フは、MBC「僕らの日曜の夜-パパ、どこ行くの?」に出演し、ぽっちゃりしたルックスだけあって食欲旺盛な姿で視聴者たちの笑いを誘った。特に、ユン・フは番組で放送人キム・ソンジュが作った“チャパグリ(「チャパゲッティ」と「ノグリ」という名前のインスタントラーメンを混ぜて作る料理)”をガツガツと食べる姿で“モッパン界の新星”として浮上した。総合格闘家の秋山成勲(韓国名:チュ・ソンフン)の娘のチュ・サランはKBS 2TV「ハッピーサンデー-スーパーマンが帰ってきた」で驚くほどの速いスピードで食べ物を食べ、父秋山成勲のプロテインドリンクまで欲しがる姿を披露し、最年少の「モッパン」チャレンジャーに浮上した。
チュ・サランは日本のポップアート作家である奈良美智のキャラクターに似ている可愛いビジュアルと、秋山成勲のカリスマ性を誇る愛らしい愛嬌で視聴者たちから「チュブリー」というニックネームで呼ばれている。ケーブルチャンネルtvN「応答せよ1994」で真面目過ぎる性格で何処か間抜けなところがあるサムチョンポ役を演じている俳優キム・ソンギュンも「ポブリー」と呼ばれている。彼はチュ・サランと年齢差が大きいが、愛らしい魅力と眉をひそめる表情が似ているという理由でこのようなニックネームがつけられた。
“花より”シリーズに出演した俳優イ・スンジェ、イ・スンギもまた新しいキーワードを誕生させた。イ・スンジェは「花よりおじいさん」に出演し、絶え間ない好奇心を持って旅行先の隅々まで歩き回り、“直進スンジェ”のキャラクターを作り上げた。「花よりお姉さん」で女優4人のポーターを務めたイ・スンギは不慣れな状況に困惑し、むしろ女優たちからケアを受けることになり、「ポータースンギ」ではなく「お荷物スンギ」に浮上した。
今年、自身の本名よりニックネームで更に有名になった人物もいた。チャン・ギハと顔たちのメンバーの長谷川陽平はMBC「無限に挑戦」に出演し、名前の漢字“陽平”から「ヤンピョン兄さん」というニックネームを得て、「無限に挑戦」のメンバーのみならず各番組とネットユーザーらからも「ヤンピョン兄さん」と呼ばれている。

「断言します」という言葉は俳優イ・ヒョンホンがある携帯電話のCMで「断言します、メタルは最も完璧な物質です」と言うシーンから始まった。以後、お笑いタレントのキム・ジュンヒョンがカップラーメンのCMでこれをパロディーし、更に話題となった。ネットユーザーらはもとより、芸能人たちも「断言します」で話を始めるなど、様々な言葉が絶え間なく話題になり、大衆とスター皆に聞き慣れたキーワードとして浮上した。特に、女性お笑いタレントキム・ミリョは10月6日、俳優チョン・ソンユンと結婚式を挙げ、「断言する。女優イ・ミンジョンさんより幸せだ」と、8月に結婚したイ・ヒョンホン&イ・ミンジョン夫婦を言及し、ウィットに溢れる結婚の感想を述べたという。
「Controlビート」とは。アメリカのヒップポップミュージシャンであるビッグ・ショーンが「Control」という曲を作り、この曲のビートを使い、アメリカの有名なヒップポップミュージシャンたちが相手を批判する歌を作ったことから由来した。8月、韓国国内でラッパーSwings、Dynamic DuoのGAEKO、Supreme TeamのE-Sens、Simon Dなどが「Controlビート」で相手を批判する曲を作るなど“ヒップポップ非難戦”を起こし、話題になった。
以後、多くの芸能人たちは番組で相手を非難するとき、「Controlビートをダウンロードしている」と言うなどこの用語を使った。特に9月、f(x)のメンバーソルリとDynamic DuoのCHOIZAの熱愛説が浮上した際、Leessangのキルが自身のTwitterに「CHOIZA、Controlビートをダウンロードしている」と書き込み笑いを誘い、ネットユーザーらの関心を集めた。
記者 : ナム・テギョン