「第11回アシアナ国際短編映画祭」開幕式にスターが勢揃い!華やかなスタート(総合)

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韓国初の国際競争映画祭であり、短編映画関係者たちの祝祭でもある「第11回アシアナ国際短編映画祭」(以下「アシアナ国際短編映画祭」)が7日、華やかな幕を開けた。

7日午後7時、ソウル鍾路(チョンノ)シネキューブ光化門(クァンファムン)で開催されたアシアナ国際短編映画祭の開幕式には、11年間同映画祭を後援してきたクムホアシアナグループのパク・サムグ会長をはじめソン・スク理事長、アン・ソンギ執行委員長、特別審査委員のイ・ジョンジェ、今回の映画祭のPR映像を演出した女優リュ・ヒョンギョンが出席し、会場を盛り上げた。

他にも俳優パク・チュンフン、チョ・ミンス、パク・ソンウン、ヤン・ドングン、キム・ウンス、ムン・ソングン、キム・テフン、キム・イングォンとイム・グォンテク監督をはじめ、ペ・チャンホ、チャン・リュル、ホ・ジノ、キムジョ・グァンス、キム・テヨン、キム・ジョングァン監督らが出席した。

同日の開幕式は俳優ユ・ジュンサンの司会とアメリカの映画専門誌「バラエティ」のキム・ネモ記者の通訳で行われた。ユ・ジュンサンはキム・ネモ記者の名前について「ネモはラテン語で『何でもない』という意味だ。キム・ネモ記者のご両親は子供に『何でもない』という意味の名前を付けてくださった」という愉快なジョークを飛ばし、場内を爆笑させた。

続いてユ・ジュンサンは「キム・ネモ記者の名前のように、アシアナ国際短編映画祭も最初は何でもないものから始まったが、すでに11回目を迎えている」と付け加えた。

ソン・スク理事長は「いつの間にか11回目を迎えることとなった。10年が本当にあっという間に過ぎてしまった。多くの方に助けてもらったが、ここで全ての方の名前を挙げるのは難しいだろう。その中でも特にこの映画祭を設けてくださったクムホアシアナグループのパク・サムグ会長に感謝の言葉を申し上げたい」と伝えた。

今年の開幕作には2012年のロカルノ国際映画祭で大賞、サン・セバスティアン国際映画祭で最高短編賞を受賞し、来年のアカデミー賞の短編賞にノミネートされた「THE MASS OF MEN」が選定された。「THE MASS OF MEN」は失業給与をもらおうとする無職の55歳リチャードに関するストーリーを描いた作品だ。同作品の演出を務めたガブリエル・ゴーシェット(Gabriel Gauchet)監督も出席し、注目を浴びた。

今回の映画祭は国際競争部門で29ヶ国より45本、国内競争部門で12本の作品が上映される。国際競争部門の大賞受賞作には賞金1500万ウォン(約138万円)と国際線の往復航空券が、審査員特別賞には賞金500万ウォン(約46万円)が授与される。

新しいスタイルと観点を提示した作品に授与する「アシアナ国際短編映画祭楽賞」には賞金300万ウォン(約27万円)が与えられる。競争部門の中で観客審査団が選定した優秀作品に授与する「アシアナ国際短編映画祭観客審査団賞」と韓国短編映画で素晴らしい演技を見せた俳優に与えられる「短編の顔賞」にはそれぞれ賞金100万ウォン(約92万円)が贈られる。

アシアナ国際短編映画祭は7日より12日までシネキューブ光化門とインディスペースで開催され、国内競争部門の作品中10作はポータルサイトNAVERのTV Storeでも同時上映される。

記者 : キム・スジョン 写真 : チョ・ソンジ