「主君の太陽」ソ・ジソブ、これほど母性本能をくすぐる男だったとは

OSEN |

写真=SBS「主君の太陽」キャプチャー
俳優ソ・ジソブ、彼がこれほど母性本能を刺激するとは。コン・ヒョジンに冷たい態度を見せていても、ある瞬間大きな目を充血させながら涙ぐみ始めると、女性視聴者の心は揺らぎ、すぐにでも駆けつけて慰めてあげたい気持ちになる。

28日と29日に韓国で放送されたSBS水木ドラマ「主君の太陽」(脚本:ホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出:チン・ヒョク)の7~8話でソ・ジソブが見せたまるで子供のような姿とゴンシル(コン・ヒョジン)に助けを求める姿は、女性視聴者の母性本能を刺激するに十分だった。

これまでソ・ジソブは主に真面目で芯のある人物を演じ、頼りたくなる男だったが、「主君の太陽」ではショッピングセンターキングダムの社長として、表では強くカリスマ性のある姿を見せるが、ゴンシルの前では緊張を緩め、自身の率直な姿をさらけ出している。

第7話で幽霊のため武装した脱走兵を説得するのに苦労したジュンウォン(ソ・ジソブ)は、ゴンシルが自分のことを心配せずに幽霊に憑かれた人形を近くに置くとカッとなり、心配してほしいと子供のようにねだる姿で、女性視聴者たちを微笑ませた。

第8話でジュンウォンは初めてショッピングセンターキングダムの運営を邪魔する幽霊のせいではなく、恐怖のためにゴンシルに助けを求めた。

ジュンウォンはチャ・ヒジュ(ハン・ボルム)の幽霊を見たゴンシルに、自分の拉致を一緒に企んだ人について聞くとゴンシルは「話せないと言った。その人を守らなければならないらしい」と答えた。これにジュンウォンは「私は、あなたが私のせいでとても痛い目にあってほしい」と言ったチャ・ヒジュの言葉を思い出し、苦しくて愕然とした。続いてジュンウォンは事務室を出ようとするゴンシルに向かって、チャ・ヒジュに自分が苦しむ姿を見られないよう、そばにいてほしいと言いながら「僕を守って」と切実に頼んだ。

これまでジュンウォンは、幽霊を恐れるゴンシルのため逞しい盾の役割をしたが、今回はゴンシルに盾になってほしいと頼んだ。いつも強い姿だけを見せていたジュンウォンだったので、恐怖に震えながら涙ぐむ姿は視聴者に哀れみを感じさせた。

コン・ヒョジンに「消えろ」と何度も叫びながら冷たい態度をとっていたソ・ジソブだが、隠していた悲しい傷を初めてさらすことで女性視聴者の母性本能を刺激し、今後さらに人気を集めると思われる。

記者 : カン・ソジョン