BESTie「必ずできる!ポジティブマインドで駆り立てる」

OSEN |

デビュー曲「ドキドキ」一つで熾烈な歌謡界のガールズグループ戦争を潜り抜け、早くから尋常ではない反応を得ている新人ガールズグループ。以前一度デビューを経験したメンバーを中心に、再び新しい名前で事実上2度目のデビューを経験した独特なグループ。YNBエンターテインメントの4人組のガールズグループBESTieのことだ。

BESTieはデビューから1ヶ月足らずで脳裏に“ぐっ”と突き刺さる曲とステージでいい成績を上げている。新人らしくない完成度の高いステージは、レベルの高いスタッフの豊富な支援を受けたということもあるが、昨年EXIDというグループでデビューし活動したメンバーへヨン、U・JI(ユジ)、ヘリョンの存在感も一翼を担った。新メンバーダヘが加わり4人組のガールズグープとして生れ変ったBESTieとソウル合井洞(ハプチョンドン)でインタビューを行った。

「2度目のデビューであっています。デビューを2回することはなかなか簡単なことではないのに(笑) このようにチャンスが来ただけに、渾身の力を込めて頑張る姿をお見せします。どういう努力かと言いますと、一般的な努力はもちろん、TLCやビヨンセなどの映像を見ながら表情で感情を伝える練習をします」(へヨン)

「表情で感情を伝えることは、振り付けのリーダーに勧められたやり方ですが、昔の歌手の方々からそのような感じが物凄く感じられたそうです。楽しむ感情を表情に溶け込ませ、歌と一緒にそのような感じを更に積極的に伝えるやり方です。また“瞳孔演技”(目を大きく見開くなど、瞳の繊細な動きで感情を伝える演技)もしようと頑張っています」(ダヘ)

BESTieのデビュー曲「ドキドキ」は、2PMの「I hate you」、ペク・アヨンの「遅い歌」、ホ・ガクの「痛い」などを手掛けたヒット作曲家Super Changddaiと、少女時代の「I GOT A BOY」を手掛けたWill Simms、Tom Havelockがプロデュースを担当した。さらに、飲酒運転で自粛していたお笑い芸人のユ・セユンがMVに出演し、デビュー当初から大きな注目を集めた。しかし、BESTieの名前を刻み込んだのは、ステージ上でのハツラツとした表情とセクシーな骨盤ダンスだった。

「ステージで私たちが披露するのは両面性が強いです。『ドキドキ』するような少女のはにかんだ姿から、『今日は何か出来そう』とセクシーなダンスを踊るときは、大人の女としての挑発的なオーラを出します。そのような感情を表情で表現するので、頭の中にずっと残るのだと思います」(ダヘ)

「画面に実際よりも長く映っていてびっくりしました(笑) 特にダイエットはしていませんが、どうしても気になるところは、部位別に運動して管理します。しかし、体よりは明るい衣装を着て常に気持ちが盛り上がった状態でステージに立つので、そういった所にもっと魅力を感じてくださるようです」(U・JI)

「ドキドキ」は新人ガールズグループとしては、確かに大きな関心と成績を得た。しかし、既に韓国の歌謡界には認知度もファンも備えた実力派ガールズグループが数多くいる。また、ライバル関係の新人ガールズグループも毎回グレードアップされ、皆を驚かせるケースが多々ある。デビュー1~2年目に勝負しないと一生忘れられる説もあるほどだ。それでは、BESTieにはこのような現在の構図に対する不安はないのだろうか。

「事務所の方々はとても前向きです。私たちが憂鬱になっている時に癒しになってくださいます。出来ないとの思いは捨てて、必ずできるとの思いで私たちを応援してくださいます」(へヨン)

「最近の音楽市場が以前より厳しいということも知っています。しかし、上手く行くと思えば気が楽になります。毎回『私たちは必ず出来る』との思いで、ポジティブマインドで自分たちを駆り立てます。私たちは必ず、きっと、成功します!」(U・JI)

親友(Best Friend)を略したBESTieとのグループ名で活動しているヘヨン、U・JI、ダヘ、ヘリョンの4人のメンバーは、現在一つのチームで一つの方向を向いて進んでいるが、歌手という道を選択した理由は微妙に違う。既存の3人が過去の喜びを再び味わうためなら、新メンバーのダヘは自身が受けたヒーリングの恩返しがしたいからだ。

「(EXIDで)一度経験しているので、その時の喜びが忘れられません。ファンとコミュニケーションし、そのような感情を感じることは、本当に中毒になってしまうほどです。皆そのように言います。一度味わうと、また戻ってくるしかない。そして厳しい2度目のデビューを選択したのは、その理由からだと思います」(へヨン、U・JI、ヘリョン)

「子どもの頃から踊ったり歌ったりすることが好きでしたが、特に芸能人になりたいとは思いませんでした。しかし、私が辛かったときにgodの先輩たち、東方神起の先輩たちの歌で大きな力を得ました。その後、私もチャンスがあれば多くの人々に私の感情と希望を伝えたかったです」(ダヘ)

BESTieとして今、一歩を踏み出したばかりだが、彼女たちの意志と信念は確固たるものだった。他人とは違う過程を経たが、彼女たちが更に成長できる土台となった。今年、そして今後の歌手活動の目標について尋ねると目を光らせた。

「今はBESTieという名前を知らせるために、うんざりするほど活動をし続けます。『ドキドキ』が終わってからも直ぐまた活動を始める予定です。今年は新人賞を目標にしますが、いつかは国民のガールズグループになりたいと思っています。10年後の2023年に聞いても皆が好きな、そして皆に喜ばれるグループになりたいです」(へヨン)

記者 : パク・ヒョンミン