CJ E&M、公開9日前に「FLU 運命の36時間」の配給が白紙に…“なぜ?”

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映画「FLU 運命の36時間」(監督:キム・ソンス、制作:アイ・ラブ・シネマ)が、アイ・ラブ・シネマを通じて配給される。

5日午後、「FLU 運命の36時間」の制作会社アイ・ラブ・シネマ側は「『FLU 運命の36時間』を配給しようとしていたCJ E&Mと制作会社アイ・ラブ・シネマは、『スノーピアサー』と『FLU 運命の36時間』の公開間隔がわずか2週間であることから、両作品のWin-Win(双方勝ち)のために配給会社を変更することで合意した」と伝えた。

続けて「連続して公開される大作映画2本の衝突を避けるために、制作会社の強力な意志と要請で決まった異例的で積極的な配給戦略だ」と付け加えた。

当初6月に公開される予定だった「FLU 運命の36時間」は、後半作業の日程により公開時期が8月に延期され、歴代最高額の制作費が投入された「スノーピアサー」と公開時期が重なってしまった。するとアイ・ラブ・シネマはCJ E&Mが「FLU 運命の36時間」に通常の配給力を注ぐことは難しいと判断し、自ら配給することに決めた。

アイ・ラブ・シネマ側は「制作会社からすると、最高の力を結集し作品を公開したいのは当たり前だ。全力で投球し、興行成績でお応えしたい」と伝えた。

「FLU 運命の36時間」の制作会社アイ・ラブ・シネマは「僕の彼女を紹介します」を皮切りに「顔のない女」「Sダイアリー」「サッド・ムービー」などを配給した。「愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響」「破壊された男」に続き3作目の映画として「FLU 運命の36時間」を制作した。

韓国の映画としては初めてウィルス感染を題材にした「FLU 運命の36時間」は、感染速度一秒あたり3.4人、一時間当たり2000人、発病後36時間以内に死亡する致命的なウィルスが発生し、無防備のまま閉鎖された都市に孤立した人々の死闘を描いた作品だ。「BEAT」のキム・ソンス監督がメガホンを取った。韓国で14日に公開される。

記者 : キム・スジョン