Vol.1 ― ユ・スンウ、初のファンクラブの思い出「自分のファンカフェから強制退会させられた」

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写真=UKミュージック
忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)市成歓邑(ソンファンウブ)村からソウルへと上京し、Mnet「SUPER STAR K4」を通じて注目された後、歌手になる夢まで叶えたユ・スンウは、最近マイデイリーとのインタビューで、彼にとって大切な初めてできたファンクラブをめぐる笑えないエピソードを明らかにした。

ユ・スンウは正式な事務所に所属してなかった当時、オーディション時の姿だけを見て自発的に生まれた初めてのファンカフェにまつわる苦い思い出としながら話し始めた。

「生放送で、僕が『My Son』を歌った時くらいまで最も活発に活動をしていたファンカフェでしたが、運営会長が僕のカフェを不正に取り引きして売ってしまおうとして、見つかったことがあります。『SUPER STAR K3』の時も、シン・ジスのファンクラブをマネージャーの権限を与えるとして売買された事例があったと聞きました。メインページには『ここはユ・スンウのファンカフェではない』というメッセージが載せられ、僕までも強制的に退会させられる目に遭いました。実は、ファンカフェの会長がロイ・キム兄さんのファンだったという噂もありました(笑)」

初めて自分を支持して見つめてくれるファンカフェが生じたということに対して、誰よりも嬉しかったユ・スンウは、思いもよらない詐欺行為に心がとても痛んだという。ユ・スンウは、「僕のファンが集まっているところに、ある一人の人間が水を差したことなので、余計に悲しかったです。しかし、その後も問題が起こりました。新たに引き受けたファンクラブの会長は、とても私生ファン(サセンペン:芸能人の私生活まで追いかけるファン)に近い精力的な(?) 人でした。成歓邑の実家にまでやって来たり、他にも問題が多くて、とうとう僕が僕のファンカフェの会長職を引き受けることにまでなりました。ふー。今は所属事務所にファンのマーケティング担当者がちゃんといて、会社レベルで管理をしてくれています」と、安堵のため息をもらした。

―ユ・スンウはオーディション終了後、デビューアルバムを先にリリースしてから、UKミュージックというできたばかりのマネジメント会社に所属したというニュースを知らせた。十ヶ所以上の有名マネジメント会社からのラブコールが絶えなかったユ・スンウが、UKミュージックを選んだ理由とは何か?

ユ・スンウ:幸せな悩みだと言えるでしょうが、あまりにも多くのマネジメント会社から度を越したラブコールが届き、当時の僕は本当に幸せではありませんでした。とても大変で、プレッシャーが大きかったです。あまりにも各マネジメント会社ごとの長所と短所が強くて、いざどこに行くべきなのかを選ぶことができませんでした。周りからの『あそこよりこっちの方がもっと良い』という話が全部違うので、こういうことは大統領が勝手に決めてくれたらいいのにと思いました。ですが、一生音楽をするつもりなので、まだ年も若くて音楽だけ良ければいいような気がして、UKミュージックならどこからも拘束されないで僕の音楽がちゃんと作れるのではないかと思い、決断を下しました。僕が今の事務所の初の歌手という響きも良いですし。

―ユ・スンウがファンに愛される理由の一つは、若い年齢に関わらず自ら作詞・作曲することのできる実力のためだ。今回のデビューアルバム「最初の遠足」でも自作曲が二曲、作詞を担当した曲はタイトル曲として収録された。

ユ・スンウ:初めて自分の曲を聞いた時はとても恥ずかしかったですが、幸いにも周りから良くない話を聞かなかったので自信を持てました。今も作曲は続けています。映画「アイアンマン3」を見てからもインスピレーションを得ましたよ。今回の僕のアルバムには、70点をつけました。これからもっと成長していくつもりなので、残りの部分はこれから満たしていきます。

―ユ・スンウは以前、自身初のデビューミニコンサートでIU(アイユー)にLeessang(リッサン)、Dinamic Duoなど、そうそうたるミュージシャンたちとのコーラボレーションを希望した。実際にホ・ガクと一度デュエットしたことがあるユ・スンウのコラボレーションアルバムに対するファンの関心も高いはずだ。

ユ・スンウ:多くの話をしましたが、まだ誰からも一緒にしようという連絡はありません(笑) 僕が尊敬するイ・ムンセ、キム・ゴンモ先輩のような方々がもしオファーしてくれたら申し分なく光栄ですが、今は恐れ多くてできないと思います。僕の夢は、“国民の歌手”になることです。Ailee先輩も、アメリカのグラミー賞授賞式では8冠が現在の最高記録ですが、自分は9冠に挑戦したいと言っていました。僕も大きな抱負を持っています。いつになるかは分かりませんが、僕が“国民”というタイトルを得るようになったら、その時はもっと堂々と一緒に作業したいと言えるでしょう。これから歩む道のりは、まだまだ長いです。

―まだ恋愛経験がなくて早く恋愛をしたいと言うユ・スンウにとって、ファンが最も気になる理想のタイプとは?

ユ・スンウ:デビューをしたものの、未だに芸能人を仲間ではなく、昔と同じように一人のファンとして見てしまいます。いつもテレビで見ていたので、実際にお会いしてみて不思議に感じない人は一人もいませんでした。理想のタイプはたくさん聞かれますが、その中でもDavichiのカン・ミンギョンさんとmiss Aのスジ姉さんに対しては、周りからあまりにもたくさん質問されます。その二人の姉さんも大好きですが、女優さんの中ではパク・ボヨン姉さんが好きで、イ・ヨニ姉さん、シン・セギョン姉さんも好きです。

―ユ・スンウが挙げた自身の魅力とコンプレックスとは?

ユ・スンウ:僕のように若いのに、昔の歌を歌いながらギターを弾き、音楽も色々な音楽が好きというキャラクターが今まであまりなかったようです。楽童ミュージシャンが出てきましたが、これまでになかったキャラクターで、また、今までになかったイメージだから、僕をとても優しく見守ってくれたようです。村から上京してきたこともそうで、マッシュルームカットも一役買いました(笑) ヘアスタイルを変えたくても、しばらく変えない方が良いみたいです。コンプレックスは、いつも身長でした。しかし、今は以前よりもあまり気にしなくなりました。

―最後に、“歌手ユ・スンウ”としての覚悟を一言。

ユ・スンウ:僕自身、満たさなければならない点が多いと思います。そんな思いを持ちながら、これからやるべきことも、成長しなければならないこともたくさんあります。だから、どうか温かく見守って頂ければ嬉しいです。良い音楽もたくさん作るので、僕の音楽をたくさん聞いて下さい。

記者 : コ・ギョンミン