「私の恋愛のすべて」甘いけれどさっぱりしない、イ・ミンジョン&シン・ハギュンの秘密の恋愛

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「私の恋愛のすべて」放送画面キャプチャー
SBS水木ドラマ「私の恋愛のすべて」第10話 夜10時放送

ストーリー

ぎくしゃくした秘密の恋愛が始まった。ノ・ミニョン(イ・ミンジョン)とキム・スヨン(シン・ハギュン)は、合意のもとで国会で秘密の恋愛を始め、周囲にバレないようにスパイのミッションを彷彿とさせるデートを始める。しかし、ノ・ミニョンは叔母とポリ、そしてソン・ジュナ(パク・フィスン)に対して、家族のような感情を抱いて混乱に陥り、ついにキム・スヨンと大喧嘩になってしまう。一方、コ・デヨン代表(チョン・ホジン)とキム・スヨン議員の怪しい関係が明らかになり、ドラマは大きな転換を迎えることになるが……

レビュー

テレビドラマのパターンが対照的に定型化されている。ケーブル放送や総合編成チャンネルのドラマの題材が一歩遅れて限界を突破し、斬新な刺激を与えている反面、むしろ地上波ドラマは従来のお決まりのパターンやフォーマットを維持し、安全なルートを巡航中だ。

「私の恋愛のすべて」が中盤に突入し、ようやく序盤のぎくしゃくした男女主人公二人が互いの感情を認識したことで新たに注目を浴びているが、やはりこれまでのラブコメディの枠の中で安全な道を歩んでおり、ドラマの舞台が国会ということを除いては、斬新な展開はない。一味違う緊張感と緻密なリアリティが欠けたまま、ひたすら状況劇の連続的なエピソードを羅列し、一貫して展開しているドラマは、キャラクターと登場人物の関係に対して新たな視角とメッセージ性が薄く、退屈に思えてくる。

なんだかんだと言い争いをする男女主人公がお互いの理念を理解し、愛し合う過程は、ゴキブリの誕生と同様に歴史が長い。しかし、成功した作品の場合、最終回まで視聴者をテレビに釘付けにしたのは、男女主人公の緊張感を納得できるようなストーリーで描いたからだが、「私の恋愛のすべてのこと」はすべての背景と登場人物を退屈に描写しているという印象を拭うことができない。

ノ・ミニョンとキム・スヨンの恋愛は、それ自体が時には甘く、可愛く見える。しかし、状況と人物を支えているストーリーの構造の単純さは、フィッティングルームに閉じ込められた状況でさえ、お決まりの既視感を提供し、すっきりしない展開となった。

ドラマの後半がどう展開されるか見守る必要はあるが、まるで公共のサービスのように現れるソン・ジュナと血縁関係のコ・デリョン代表の登場は、斬新と言うよりお決まりのパターンであり、むしろ大きな危険が内在している。

仲間たちとおしゃべりするポイント

-<夫婦喧嘩の後、仲直りする時使ってみましょう>僕は家内には勝てないよ。僕は主導権なんかにまったく関心がないんだ。いくら君が愚痴っても、僕のクレジットカードを勝手に使っても、僕の実家や君の実家をおいて力比べはしたくないよ! とにかく僕が悪かった。

記者 : カン・スンミン、翻訳 : チェ・ユンジョン