残念だったり、幸いだったり…“歌手になっていたかもしれない俳優たち”

OSEN |

映画やドラマを観ていると「あら?歌上手だな」と思わせる俳優をたまに見る。キム・アジュンは既に映画「美女はつらいの」で歌手顔負けの実力を披露したことがあり、パク・シネは「となりの美男<イケメン>」など出演作品のOST(劇中歌)に参加し、普段とは違う姿を見せたりもした。

作品を通じて歌の実力を披露したり、番組で歌手を準備したことがあり歌手デビューのオファーを受けたことがあると告白する俳優たちも相当いる。リュ・ヒョンギョンとスエ、オ・ユナ、ソン・ジュンギなど、意外な人物たちがその主人公だ。

最近ではリュ・ヒョンギョンが、過去国内3大芸能事務所の一つであるYGエンターテインメントから街でキャスティングされたが、演技のために断ったとのエピソードを公開し話題となった。

リュ・ヒョンギョンは23日に映画「全国のど自慢」のマスコミ向け試写会の席で「17歳のときにYGにキャスティングされた。その時『私は役者だ』と唐突に言ったが、後悔している」とし「多くの方々が私のラップと歌の実力を見て、演技をして良かったと言った。ラップと歌は役者がするレベルなのに勘違いしていた。演技だけに集中する」と語り注目を浴びた。

しかしリュ・ヒョンギョンはドラマ「深夜病院」のOSTだけでなく、「踊るJSA 帰還迷令発動中!?」のOSTでレベルの高い歌の実力を披露した。またイ・チュンオンプロデューサーが制作した「クマPDと絶妙な友人たち」に参加したほど、様々な音楽活動を繰り広げた。

またソン・ジュンギはある番組で、アイドルになれるチャンスがあったが諦めたエピソードを告白した。街でのキャスティングを通じてアイドルグループへのデビューを提案されたソン・ジュンギは「私が所属するかもしれなかったグループが、現在の有名アイドルグループ」だとし「おそらく私が入っていたら成功しなかったと思う」と語った。ソン・ジュンギは俳優としてドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」や、映画「私のオオカミ少年」など、様々な作品で驚きの演技力を見せているが、アイドルとして舞台にたつ姿を見れず残念にも思ってしまう俳優だ。

あまりにも自身ならではのイメージが強く、舞台で歌ったり踊る姿を想像しがたい俳優もいる。スエとオ・ユナも役者としてデビューする前にそれぞれラッパーとダンス歌手の準備をしていたと告白したことがある。スエはガールズグループFin.K.L(ピンクル)、S.E.S.などが活躍していた頃にガールズグループとしてデビューしようとし、オ・ユナはIVYと同じダンス塾に通いながら歌手を夢見たことがある。

歌手のスエとオ・ユナの魅力を見ることが出来ず残念にも思えるが、出演する作品で鳥肌が立つほどの演技力を見せる俳優なので幸いとも言える。二人は最近放送終了したドラマ「野王」と「お金の化身」でそれぞれ成功に執着した悪女と、愛に執着した悪女のキャラクターを演じており、これからのイメージチェンジが一層期待されている。

記者 : カン・ソジョン