ノ・ミヌ「日本のファンの皆さんに心から感謝の気持ちを伝えたかった」

Kstyle |

4月3日(水)公式1stファンミーティング「NO MIN WOO Japan Official Fan Meeting Vol.1」を東京国際フォーラムAで開催したノ・ミヌ。ファンミーティング前日、イベントへの思い、今後の活動などを聞いた。

今回のインタビューでは、事前にノ・ミヌに聞きたいことをTwitterで募集。集まった質問でインタビューを実施し、ファンが聞きたいことをノ・ミヌ本人が直接答えてくれた。

―昨年12月のクリスマスイベントも大盛況でしたが、ファンの方や周りの方から反応はいかがでしたか?

ノ・ミヌ:そうですね。まず早くアルバムを聞きたいという反応が強かったです。そして、僕のメイド服姿へのショックがけっこうあったようです(笑) そして、今回もイベントに向けて日本の患者さん(ノ・ミヌのファンの愛称) たちが僕にTwitterを送ってくれるんですけど、「今回も行くよ! 今回も生のメイド服姿見れるの? 超ドキドキしちゃう」とか沢山メッセージが届いて、今回もメイド服姿やらなくちゃダメだな……と思いました(笑)

―明日にはファンミーティングを控えていますが、ご自身で振り返ってどうですか?

ノ・ミヌ:ライブやファンミーティングを一回一回やっていくうちに、色々な経験が増えて、ちょっとだけ心に余裕もできたし、患者さんたちがどんなことが好きで、どんなことを求めているのか、分かるようになってきました。なので、今回ファンミーティング直前になって、逆にこの余裕に不安を感じたりしています。なんでこんなに余裕なのかなぁって。

―今回のファンミーティングへの意気込みはいかがですか?

ノ・ミヌ:今回は今までのライブ中心のイベントとは違って、ファンの皆さんとのコミュニケーション中心にしたイベントにしたいと思っています。もちろんライブもしますが、バンドではなく、クラシック演奏や僕が作ったバラード曲を歌って聞かせたり、質問に答えたり、ゲームをしたりとかしたいと考えています。ただ、よく見るようなファンミーティングではなく、見たことないようなものにしたくて、どんな感じにするか悩んでいたんですけど……。実際、昨日まで準備であまり寝れなかったんですが、楽しませる自信はありますね。それが余裕なのかな……(苦笑) 色々なものを準備しましたので、楽しみに待っててください!という感じです。

―ポスターにある「heart to heart」に込めた意味を教えて下さい。

ノ・ミヌ:心から話したかったメッセージを今回はちゃんと伝えたいと思ってつけたテーマです。今までは勢いのあるライブイベントが多かったので「行くぞー!」というような雰囲気の中で伝えるのがなかなか難しかったし、今回、今までのイベントの中で一番大きな会場でやるので、その感謝の気持ちも伝えたかったので、コミュニケーションをとれるようなイベントにしました。


「憧れのGACKTさんが立っていたステージに立つ感動」

―2005年秋にGACKTさんのLIVEを今回の会場の観客席から観ていましたよね。今回、そのステージに立つ、今の気持ちを聞かせてください。

ノ・ミヌ:おお! そこだ! そこだったけ!? ええ!本当ですか……。そっかぁ、そっかそっか。その大きさなんですね。さっきまであったはずの余裕が一気になくなりました(苦笑) その時のGACKTさんのライブは本当に全部覚えてます。羨ましい気持ちで見ていたんですけど、そうか、そこが今回の会場なんですね……。今回も来る前にGACKTさんに、「ファンミーティングやります」ってちょうど連絡したんですよ。そしたら、「来たら連絡して」って言ってくれたんですが、そうか……。初めてGACKTさんにお会いした場所なんです。ちょっとパニックですね。感動もあります。

―では、ファンミーティングを楽しみにしている患者さんたちには何て呼ばれたいですか?

ノ・ミヌ:やっぱり「ご主人様」ですかね。ドSですかね?(笑)

―(笑) ドSですね。でも、メイド服着るのはノ・ミヌさんですよね?

ノ・ミヌ:そうですね……じゃあ、逆かなぁ?(笑) でもやっぱり「ご主人様」かな、「オッパ」とかよく聞くし、新しくていいかなって。僕より年上の人に「ご主人様」なんて呼ばれたら、これまでにない状況にドキドキしちゃいますね。

―では、どんなコスプレが好きですか? という質問がありましたが、自分がコスプレする場合と、相手にしてもらうの両方教えてください。

ノ・ミヌ:僕は体のラインが出る服が特によく似合うんです。昔は腕が長くてモンキーみたいで、サルというニックネームが家族の中であったんですが、なんでこんなに長いの……って。でも今は服を着る時に、韓国の服はちょっと短いですけど、僕が作ったスキニーなタイプのものを着るようになったら、腕が長いのが合うなって思って。だから、それで女性の服を着たらすごい似合うと思います。メイド服とか(笑) ……で、相手もメイドかなぁ(笑)

―全員メイドの図が思い浮かびましたが、すごいですね(笑) ピンクが好きなんですよね? いつもつけているブレスレットへの質問もありました。

ノ・ミヌ:ピンクはたぶんX JAPANのhideさんの影響を受けたんですね。ずっと昔から好きですね。このピンクのブレスレットも患者さんからもらったものなんです。

―日本で人気を集めた「フルハウス TAKE2」(以下「フルハウス2」)の後、中国でドラマ「愛の有効期限」に出演しましたが、今まで演じた役で1番気に入ってるのは どの役ですか?

ノ・ミヌ:やっぱり「フルハウス2」のテイクですね。一番僕と似ている役でした。デレデレする部分……“ツンデレ”な部分が似ていると思います。テイクを演じて、終わってから本当に似てたなと思いました。

―それは、演じているうちに似ていったんですか? それとも、元々似ている部分が多かったんでしょうか?

ノ・ミヌ:うーん、正直どっちかはっきり分からないんですが、立っている時もテイクみたいにのけぞってたりとか、謝りたい時もごめんなさいとか言わずにツンツンしているけど、心の中ではごめんなさいって言いたい。けど、やっぱり自信がなくて言えずにいるところとか……(笑) 逆に、終わってからテイクに似ていったなという部分は、怒るところです。昔は怒ることができなかったんですが、テイクを演じてからテイクと同じ怒り方をするようになりました。「미친……(ミッチン……)!」(「フルハウス2」でテイクが怒った時に発した“クレイジな……”という意味の言葉) とか言うようになりました(笑)

―これまでいくつかドラマに出演してきていますが、出演する際に大変なことはありますか?

ノ・ミヌ:やっぱり体の管理ですね、ドラマの中で脱いだりとか肌を見せる機会が多くなるので。だから「フルハウス2」の撮影の時は油のある食べ物は全然食べなかったんです。でも時々は油のある食べ物も食べたくなりますし、あの時は冬だったのでもっと食べたくて、それを我慢するのが大変でした。


「体の管理はもう人生の一つ、とても気を遣っている」

―大変ですね。今もとても細いですが、どうやって今のスタイルを維持していますか?

ノ・ミヌ:野菜をたくさん食べています。そして、油の多い食べ物をあまり食べないですね。ナトリウムが高いものもあまり食べないし。日頃から意識して、水をたくさん飲みます。この仕事をしていると、体の管理はもう人生の一つですね。ラーメンは20歳ぐらいから全然食べてないですね。夜によく食べている家族を見たら、ちょっと羨ましく思います(笑) あとは、運動もするようにしています。12月から今までは、会社を作って仕事がたくさんあって、運動ができずにいたんです。それで昨日鏡を見て、反省しました。これどうしよう……って(苦笑)

―お肌もとてもキレイですよね。特別なケアをしているんですか? これもファンの方から多くもらった質問でした。

ノ・ミヌ:最近仕事が多くて、会社作ってから肌の調子もちょっと悪くなったんですけど、まず運動をして汗をかいて、野菜をいっぱい食べます。そして、ニンニクを電子レンジに2分30秒ぐらいかけたら匂いがなくなるんですけど、それがいろんなことにいいと聞いて、それを毎日食べてます。20コぐらい。すごいおいしいですよ、ポテトみたいで。

―1日に20コですか!?

ノ・ミヌ:はい。音楽聞きながらとか、勉強やテレビ見ながらとか食べてます。すごい美味しいですよ。オススメです。

―ファンの皆さんから一番多かった質問ですが、プライベートは何をしていますか?

ノ・ミヌ:あまり外に出ないんです。家でワイン飲んだり……。お酒は赤ワインが好きで、飲んだらどこのワインかすぐに分かるぐらい好きです。ワインが好きな理由はすぐ酔えるところです、ワインに弱くて(笑) 焼酎は飲まないですね、次の日頭が痛くなっちゃって。何回トライしてもダメで、頭が痛くなっちゃいます。ビールはあまり酔わないので、人と飲んでいると二倍ぐらい飲んでしまうので、次の日体がパンパンになって、運動を二倍しないといけない感じになっちゃって……それでワインが一番良かったんです。

―では、酔うとどうなりますか?

ノ・ミヌ:飲むと……ずっと笑顔になっています。顔がずっとニヤニヤ……(笑) 僕、何回飲んでも顔が変わらなくて赤くならないんです。だから昔は先輩とか監督さんとかと飲むと「なんでミヌ酔ってないの?飲もう飲もう」ってずっと言われてしまうんです。酔っても顔が同じだから、家に帰って家族が僕を見ても分からないんです。でも表情見て分かっちゃうんですね、ニヤニヤしてるから(笑)

―まとめると、休みの日はワイン飲んでニコニコしてるってことでいいですか?(笑)

ノ・ミヌ:そう、一人で(笑) ニコニコしながらピアノとか弾いてます。あと、酔っ払うと絶対ギターを弾くんです。曲を作れますね。ほとんど全部ワイン飲んで作曲しています。一人で飲んでも気分良くて。


「テイクと同じで素直に謝ることができないタイプ…」

―彼女ができたら毎日会いたいタイプですか? それとも、会わなくても大丈夫なタイプですか?

ノ・ミヌ:彼女ができたら僕の部屋にずっといたらいいなと思いますね。この前休みの日にデパ地下に行ったら、たまたまワインやシャンパンが安く売ってて、それをステーキとかと一緒に買ったんです。そして、家に帰ったら誰もいなくて、一人でステーキ焼いてパスタとか食べてたら、買ったワインが見えたので「ちょっとだけ……」って飲んだら2本全部飲んでて、気がついたらベッドで大の字になってて、しかも笑顔で(笑) こういうことを彼女が家に一緒にいて、できたら楽しいだろうなって。彼女に色々してあげたいですね。

―彼女にもテイクのような感じなんでしょうか? どうやって好きな女性に告白をしますか?

ノ・ミヌ:ごめんなさいってことがあっても僕、言えないんですね。謝りに行っても怒ってしまうような(笑) 僕が告白って意外にできないんですね。ただ「行かないで」と伝えるだけで……本当にテイクみたいですね(笑) ただ、その人が本当に僕のタイプなら初めて見てもキスできるぐらいですね。そうやって捕まえたいです。肉食系のタイプです。ラブラブアタックマンですね(笑)

―では、明日のファンミーティングが終わったらやりたいことはありますか?

ノ・ミヌ:絶対ディズニーランドに行こうと思ってます(笑) 大好きなんです。4回か5回ぐらい行ったことがあるんですけど、今回はディズニシーも行ってみたいなと思ってます。ちょっと時間がないからもうちょっと日本にいようかなとか思ってます(笑)

―大好きなカツ丼は食べれましたか?

ノ・ミヌ:カツ丼は昨日食べました。僕は日本に到着したらすぐ食べます。

―桜も好きと聞きました。今回桜は見れましたか?

ノ・ミヌ:今回ちょうど見れました。日本で見る桜も大好きで、19歳ぐらいの時に初めて桜の美しさを知ったんです。その前は全く興味なかったんですけど、当時日本にいた時のマネージャーさんが桜の時期だから見に行こうってずっと言っていて、当時は「なんで……」って感じだったんですけど、風で桜の花びらが雪みたいに舞い落ちるのを見て鳥肌が立つぐらいに感動して。本当に桜の美しさに圧倒されました。あの時、桜の木の下で生で演奏しているJAZZバンドや絵を描いている人とか、色々なことをやっている人がいて、すごく影響をもらいました。まだ韓国はそういう文化がなかったので。

―では、最後に明日のファンミーティング以降、今後決まってる活動予定があれば教えて下さい。

ノ・ミヌ:まずファンクラブを作る予定です。名前は「HAPPY HOSPITAL」で考えています。ライブする時にドレスコードを患者の服にしたり……。色々なことできると思います。患者さんたちみんなに看護婦の姿で来てほしいです(笑)

記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔