【スターコラム】カンタ「応答せよ1997」を見て何を感じたのか“神話のドンワンも号泣” ― Vol.2

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昨年tvNドラマ「応答せよ1997」は、ケーブルテレビのドラマ史上最高の視聴率を記録し、話題を集めた。町内の主婦たちの間から感じられる視聴率は、地上波テレビでの40%レベルを遥かに超え、20代、30代など若い世代の口コミが番組の放送が続く間、インターネットに書き込まれ続けたこのドラマは、いまだに名作ドラマとして広く知られている。同ドラマの主人公は、Apinkのチョン・ウンジなのか? それともソ・イングクなのか? いや、それはまさに1990年代にアイドルブームを巻き起こした元祖アイドルグループH.O.T.である。それでは、H.O.T.のイケメンメンバー、カンタ(KANGTA)は、このドラマを見ながら何を感じたのだろうか。カンタがNAVERスターコラム読者の皆さんにだけこっそり話す「応答せよ1997」にまつわる裏話で第2部を始めようと思う。残念だが、また今度会えることを楽しみにしながらカンタのスターコラムは今回までとなる。料理する独身男性、カンタの日常話を楽しく読んでいただきたい。/編集者

NAVER スターコラム:カンタ


「応答せよ1997」を見て神話のドンワンが号泣した理由

昨年放送されたドラマ「応答せよ1997」を僕は後から知って見ました。ドラマの中のH.O.T.を見ながら僕がどれほど大きな剥奪感を抱いたのか、読者の皆さんには分かっていただけるでしょうか。ああ!僕に、いや、H.O.T.にあんな時があったなと思いながら時間が経つのを忘れてドラマを楽しみましたが、このドラマが終わった後気づきました。H.O.T.の時代はもう過去の記憶になってしまったということを。

神話(SHINHWA)のヘソンととても親しいのですが、ヘソンが「応答せよ1997」に関して面白い話をしました。神話メンバーのドンワンがヘソンに「応答せよ1997」を見た感想を語りながら号泣したということでした。彼も僕のようによくわからない剥奪感を抱いたのではないでしょうか。

H.O.T.より遅れて出発しましたが、神話の時代がありましたし、彼らも皆30代です。僕たちにとって「応答せよ1997」は、本当にたくさんのことを振り返らせたドラマです。いつの間にか僕も30代半ばになりました。華やかな独身生活を楽しんでいるように見えますが、とても寂しい時もあるし、親になった同級生が羨ましくなる時もあります^^


カンタはどのように料理にはまったのか

一人暮らしで外食が多い方ですが、家で料理することも楽しんでいます。幼いとき、親が二人とも商売で忙しくて学校が終わって家に帰ると一人でご飯を食べることが多かったのです。姉と兄は僕と年が離れているので、そのときはすでにほとんど外に出ていました。僕は小学生だったので帰宅するのが早く、自分で食事の準備をしました。

小学校の高学年になると、母と父は普通皆が通う塾にはすべて通わせてくれましたが、音楽を学びたいと言ったらそれだけは反対されました。それで学校をさぼってバイトして稼いだお金で音楽学院に通ってテープやLPを購入しました。音楽を聞くため家に一人でいる時間が多かったです。その頃からどういうふうに料理すればおいしく食べられるかいろいろと考えていたと思います。

最初の段階は、どうすれば今ある材料でおいしいものを作れるのか色々と工夫しました。デビュー後は、全国のおいしいお店をたくさん探し回りました。家や宿舎で何か料理して食べる時間はありませんでしたが、そのようにおいしい料理を探しながらグルメの感覚を身につけたわけです。

H.O.T.が解散し、時間も流れ一人で暮らすことになったときは、ちゃんとした料理を作ってみようと思いました。家を一軒建てることになり、地下にはレコーディング室、その上に家族が住んで3階には他の家族が住んで、1階に僕が住むような形で独立しました。夜明けまで音楽の作業をするため、地下と1階にはきちんと防音設備を備え、徹夜で作業したことも多かったです。その頃から一人でたくさん料理を作るようになりました。


彼女のため作ったパスタ

イタリア料理がとても好きですが、それには事情があります(笑) 実は、2003年頃に好きな人がいたのですが、彼女はイタリア料理がとても好きでした。リゾットとパスタを特によく食べていたので、1回は僕が自分でリゾットを作りました。

それが料理ってとても面白いなと思うようになったきっかけであり、またリゾットという食べ物から料理の醍醐味を学びました。リゾットはイタリア人の親が子供に愛情を表現したいときに作ってあげる食べ物だそうです。当時僕が使ったレシピ通りにすると、スープを10時間ほど丁寧に作らなければなりません。

生米を入れ、スープを注ぎ、スープが少なくなるとまた注ぎ、さらに注いで。そんなふうにして生米が炊かれてリゾットの食感が出るまでよくかき混ぜなければなりません。きちんと作るためには、シェフが念入りに作らなければならない料理です。愛する人が手間をかけて作った僕の料理をおいしく食べてくれたときの気分は、言葉では表現しきれないほどです。

僕の本業は音楽ですが、料理は休息です。友人や同僚を集めてパスタパーティーを開くこともできますし、僕が好きなワインを一緒に飲みながら楽しむ幸せな時間。料理そのものが休息です。


シェフのカンタに点数をつけるなら何点?

料理が好きな僕に料理番組出演のオファーが入ってきました。断る理由がありませんでした。そしてこの番組に出演しながら料理についてさらにたくさんのことを学びました。実は、クリームソースパスタやカルボナーラなど、韓国でよく食べるメニューがイタリアに行くとあまりないそうです。韓国風に変わった味だそうです。トマトソースも違う部分が多いですし。イタリア人が主に食べるものは、オイルパスタです。食材そのものの味をそのまま楽しめるメニューがイタリアでは好まれるそうです。

韓国に来て様々なソースが進化しましたが、僕も最初は濃い味のソースをたっぷり使うことが、料理する際により簡単でおいしいだろうと思いました。でも、本当の味はオイルパスタでした。材料もオリーブオイル、白ワイン、よい塩加減の麺にのせるいくつかの海の幸や魚類、そして塩、胡椒だけです。このように味つけしながら料理する過程がとても楽しかったです。

専門的なシェフを除いて、ただ家でパスタを作る人が10人いるとすれば、僕は上位3~4人に入るのではないかと思います^^ 僕は料理をするときに、僕なりの哲学もかなり反映させます。辛いものが好きですが、普通使われるイタリアの唐辛子の代わりに僕はとても辛いベトナム唐辛子やチョンヤン唐辛子(普通の唐辛子より辛い韓国産唐辛子)を使います。そうすると風味がかなり違ってきます。そのようなアイデアや哲学を混ぜるのです。専門のレストランは正統派でしょうが、僕はアマチュアなので勝手に料理できる自由を満喫するわけです^^


早く結婚したい。その理由は…?

一番親しい友人ですと、ヘソン、イ・ジフンが挙げられます。でも、彼らはまったく結婚願望がありません(笑) 僕がまだ独身なのは友人の影響が大きいのではないでしょうか?ところが、学校の同級生の中で、早く結婚した友人の一番上の娘さんが、この前小学校に入学しました。27歳や28歳で結婚したらちょうどそれくらいですね。

男の同級生に会うと飲み会で小学校の入学やお金がかなりかかるというような話を聞きます。芸能界では30代半ばでも「いい歳して独身」と言われることはないですが、僕は同級生にもよく会うのでちょっと焦ります。

可愛い子供を見れば僕も父親になりたくて結婚したくなります。あんな子ならどれほど可愛いだろうか、一緒に暮らすことがどれほど楽しいだろうかと思うようになります。20代後半のときは特に結婚願望が強かったです。当時軍隊に行かなければならなかったので、さらにそうだったようです。家に帰ったとき僕を待っている人がいて、その人が僕の愛する人ならどれほどいいのだろうかということですね^^ それがもう5、6年前のことです。今は子供のために結婚したいです。


いい人に出会いたいが、環境上の制約が大きすぎる

しかし、僕の生活パターンそのものが番組関連の仕事以外にも色々と会わなければならない人がたくさんいますし、いつもスケジュールがぎっしり詰まっているので、誰かに会うことがとても難しいです。また、音楽の仕事は誰かが側にいると気になってしまってできません。作業室も、レコーディング室も全部家にあるのでそのようなことを考えると結婚が考えられないのも事実です。

作曲しているのに妻が料理をしているとすると、僕の場合かなり気を遣うと思います。「あなた、ご飯食べて」と言われれば、仕事は終わりですね。実際にある時、隣の家から聞こえた犬の吠え声にも感情が冷めたことがあります。

結婚するうえで一番大きな問題は、海外に一度出ると長く滞在するということです。今年はほとんど韓国にいましたが、通常一年の半分は中国にいます。ほとんど中国にいることが多いので恋愛できる環境ではないですね。

僕の些細な日常の話を最後まで読んでくださったNAVERスターコラム読者の皆さん、ありがとうございます。いつも一生懸命頑張って皆さんの側にいることができるカンタになります。では、またお会いしましょう。

文:カンタ

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記者 : カンタ