アレン・キボム“元U-KISS、SS501 キム・ヒョンジュンの弟”を超え、1人で立ち上がった

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写真=PROFESSIONALエンターテインメント

未練を捨て、日本で厳しいトレーニングを終え、ソロ歌手に戻った

「U-KISSのメンバー、またはSS501の末っ子キム・ヒョンジュンの弟」

グループXINGを経てU-KISSのメンバーとして活動したアレン・キボム(本名:キム・ギボム)にはいつもこの修飾語がついて回った。おかげで、他のメンバーよりいち早く名前を広めることができたが、1人で存在することはなかった。

2011年、彼はチームを離れた。そして日本で1人だけの戦いを始めた。音楽界でトップに上ることはなかったが、K-POPのグループの一員として活動したアレン・キボム。彼は果たして何を思って日本に渡ったのか。

「実力が本当に足りなかったです。歌はもちろん、日本語も単語を少し話せる程度でした。何も考えずに行ったと言っていいでしょう。『未練を全て捨てて体一つで行こう』という考えでした。そのように渡った日本で毎週ライブをしながら、ステージでの経験を増やし、言葉も覚えました」

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グループのリードボーカルでもなかった彼が、ミュージカルとMCを経て2時間近いライブコンサートまでこなせるようになるとは。日本各地を回りながら100回以上ステージに立ったという彼に「それが可能だったのか」と尋ねると、「必死にやったらできた」という返事が返ってきた。

過去にスポットライトを浴びたアレン・キボムにとっては、特にそうだった。「ここまでする必要があるのか」とも思ったし、過去と比べる自分自身を発見することもあったが、そのとき、彼の気持ちを取り戻したのは家族だった。「何か着実に成し遂げた成果が一つくらいはあってこそ、家族に顔を立てることができる」と思った。

日本でK-POPを単なるブームではなく、一つのジャンルとして認識する人が多くなったことは、アレン・キボムにとって好材料になった。「メディアでは嫌韓が着実に拡大していると言っているが、韓国の文化が好きな方が本当に多かった。もちろん、以前のような大きな力はなく、熱気も冷めたが、マニアとして始めた人々が固定ファンになってK-POPを応援している」と話した。

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アレン・キボムは4月にデジタルシングル「恋しさ」をリリースし、韓国で活動を始める計画だ。また、今夏にはアルバムをリリースする予定だ。アイドルという限界のため、これまで“人間キム・ギボム”をきちんと見せられなかっただけに、これからはありのままの自分を見せるとの覚悟だ。

「好きになることも、悪口を言うこともあるでしょう。これを良い意味に導いていくことは僕次第ですね。謙虚に受け入れながら一生懸命頑張らなければなりません。大きい夢を掴むより、クオリティの高い音楽を聞かせたいです。ただ、以前は何をした人ではなく、これからスタートするアレン・キボムになりたいです。賞賛を聞き、認められたい気持ちもありますが、良いものを作れば自然と結果はついて来るのではないでしょうか」

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記者 : イ・オンヒョク