Vol.2 ― 「となりの美男<イケメン>」パク・シネ“コ・ドンミは私にとっていい友達”

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写真=「となりの美男<イケメン>」スクリーンショット
「『その冬、風が吹く』のソン・ヘギョ先輩(オ・ヨン役)のような役を演じてみたい」

女優パク・シネは今年でデビュー10周年を迎えた。23歳。新米社会人のレッテルも剥がした。これで切ないラブストーリーもきちんと演じられそうだ。

「いつか必ずそんな役を演じてみたいです。オ・ヨンは『となりの美男<イケメン>』のコ・ドンミに似たところがあります。以前の役は漫画的要素が大きかったのですが、コ・ドンミは起伏が激しくなく、静かな感じです。コ・ドンミを演じて変わった点もあります。もともと涙を流すのが上手ではありませんでした。そのため、涙を流すのがトラウマになっていましたが、コ・ドンミの感情を感じながら解消されたようです。心から感じて泣くことができました。コ・ドンミの喜びにも心から嬉しく思いました」

コ・ドンミはパク・シネのもう一人の自分だった。傷ついて自分だけの城に閉じこもった引きこもり。女優としてデビューする当時中学生のパク・シネがそうだった。友達に妬まれ、嫉妬された。コ・ドンミは「となりの美男<イケメン>」でエンリケ・クム(ユン・シユン)に出会い、傷を癒し、城から抜け出すことができた。パク・シネは高校で友達に会い、明るく元気な“パク・シネ”に成長した。

「いくら違うと言っても、(友達が広めた先生との噂のため、一人っきりになる)コ・ドンミのように、悪質な噂が事実であるかのように広まっていました。中学の時の友達とは別れました。ただ、“私の味方ではない”と考えて、手放したら心が楽になりました。高校生になって6人の友達に出会い、これまでその友情を続けています」

パク・シネは友達を“自分を完全人間パク・シネにする垣根”と表現した。芸能人の友達よりは一般人の友達とほとんどの時間を過ごす。高校の友達6人と大学の友達2人が彼女のしっかりとした垣根だ。

「撮影に入るとなかなか連絡が取れません。友達は事情を知っているので、寂しいと思いません。撮影中も誕生日を祝ってくれました。いつも忙しいので、急に時間ができて連絡をすれば集められる友達が集まります。コ・ドンミも私のように隣にいい友達がいたら良かったのに。恋愛をするよりは友達と会うほうがもっと好きです」

コ・ドンミはパク・シネにとって格別な意味を残した。友達のようにコ・ドンミもパク・シネをワンランク成長させた。パク・シネはドラマの中のコ・ドンミのように誰かと知り合って関係を築くことを難しく思っていたが、変わった。コ・ドンミが自信を取り戻しながらパク・シネも同時に自信を取り戻した。

「子どものころから仕事をしていましたが、成人してから行動をとるたびに怖いと思うようになりました。『私が間違ったらどうしよう』と。人と知り合うことも難しく感じていました。でも、コ・ドンミを演じてから自信を持つようになりました。良くないことを経験したり、記事に書かれた悪質なコメントを見たりしても、『自分が違えばいい。そう、こんな風に考えることもできるよね』という気持ちで見過ごせるようになりました。コ・ドンミは私にとって本当にいい友達です」

記者 : イ・スア