ハリウッドスターの来韓相次ぐ…映画にも“韓流”

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米ハリウッドの有名俳優や監督が、最近次々と韓国を訪れている。

数年前までハリウッドスターの来韓は年2~3回ほどだったが、昨年末にヒュー・ジャックマンやウォシャウスキー姉弟監督が、今年に入るとトム・クルーズやアーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・ゼメキス監督、今月6日にはレオナルド・ディカプリオが初来韓し、ファンを熱狂させた。

韓国映画市場が成長

ハリウッドが韓国に注目する背景として、急成長する韓国映画市場の存在が挙げられる。昨年の観客数は延べ1億9480万2244人で、前年から22%増加した。今年も2ヶ月間ですでに4580万人が映画館に足を運んだ。

その一方で、韓国映画ヒットの陰に隠れ、ハリウッドの大作が興行に失敗するケースも少なくない。ハリウッド映画が韓国市場を独占する時代は過ぎ去り、マーケティングやプロモーションの努力が必要とされるようになってきた。

ハリウッドのメジャースタジオは新作プロモーションの際、アジアでは日本や香港のイベントに俳優や監督を送ったものだが、最近は韓国をプロモーション拠点に挙げるケースも増えた。

昨年末に「レ・ミゼラブル」公開に先駆け来韓した主演のヒュー・ジャックマンは、女子フィギュアスケートのキム・ヨナのファンだと告白するなど、韓国への関心をアピールした。これが初期の興行成績にも寄与したと評価される。

メジャースタジオの一つ、20世紀フォックスからは先ごろ海外投資法人の代表が訪れ、韓国市場を注視していると強調している。


韓国人監督・俳優が米進出

韓国を代表する監督や俳優がハリウッドに相次ぎ進出していることも、韓国への関心を高める要因となっている。投資・配給会社や制作会社だけでなく、韓国の監督や俳優と接したハリウッドの映画関係者も韓国に関心を持ち始めた。

映画「クラウド アトラス」で共同監督を務め、韓国人女優ペ・ドゥナを直接キャスティングしたウォシャウスキー姉弟と、ペ・ドゥナとの熱愛説まで飛び出した俳優のジム・スタージェスの場合、率先して来韓したといわれる。ウォシャウスキー姉弟はバラエティー番組にも出演した。

韓国のキム・ジウン監督の「ラストスタンド」に主演したアーノルド・シュワルツェネッガーも自ら韓国訪問を申し出て、韓国ではキム監督の短編映画の撮影現場を訪ねている。パク・チャヌク監督のハリウッド進出作「イノセント・ガーデン」の主演女優ミア・ワシコウスカは、撮影当時から「パク監督の国に行ってみたい」と話していた通り、映画公開に先立ち韓国を訪れた。

トップスターのトム・クルーズは今年初めに韓国を訪問。6回目となる今回は、釜山を訪れ名誉市民証を授与された。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「フォレスト・ガンプ 一期一会」で知られるロバート・ゼメキス監督は、先月18日に訪れた。「新作公開だけのために来たのではない。米国、特に私が住むカリフォルニアでは韓国の影響が強く、韓国には日ごろから関心があった」と話した。

イ・ビョンホンが出演する「G.I.ジョー バック2リベンジ」の監督や俳優らは今月11日に来韓予定だ。今作ではイ・ビョンホンのシーンが増えた。

記者 : 聯合ニュース