【スターコラム】バン・シヒョクプロデューサーが語る2AM ― Vol.3

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久しぶりに遭遇(?)した2AMとバン・シヒョクプロデューサー。5人の男のぎこちないポーズ

バン・シヒョクに合流した2AM。しかし、バン・シヒョクとは誰か? 音楽的な成果が物足りない場合、容赦なくストレートな表現で毒づく、“元祖毒舌家”ではないか? そんな彼も、2AMにとっては音楽的なものを超えた、人生のメンター(良き指導者)となっている、この時代のミュージシャンだ。デビュー5年目を迎え新しい節目にさしかかった2AMには、あるきっかけが必要だった。

今後に向けて2AMメンバーたちが話し合いをしている時、ちょうどバン・シヒョクプロデューサーが練習室を訪れた。互いの活動が忙しく久しぶりに顔を合わせた彼らは、和気藹々とした雰囲気を醸し出した。

近況報告も束の間、バン・シヒョクプロデューサーが見る2AMはどのような姿で、また彼らは果たしてどのような道を歩くべきか尋ねてみた。/編集者

NAVER スターコラム:2AM

こんにちは。2AMのジヌンです。僕達の話を始める前に、先週末の僕とコ・ジュニさんの初めての出会いは見て頂けましたか? いつもコメンテーターとして他の仮想夫婦の生活ばかり見ていたので、いざ自分が仮想新婚生活を始めることになってものすごく緊張したんです。何を言っているのか分からなくなってミスもしましたし……はあ~撮影をどのように終わらせたのかも思い出せないくらいです。

普段から理想のタイプは長身で年上の女性でしたが、コ・ジュニさんが登場した瞬間、本当にびっくりしました。その上、初めて会話したのによく通じるところがあって、良い感じがしました。これからも楽しく撮影ができそうです。

この姿を見ていたスロン兄さんは、羨ましそうな眼差しで見つめながらも、口元には和やかな“父の微笑み”を浮かべていました。ははっ^^;; 番組で話し過ぎたので、もうこれからは見守っていただきたいとしか言うことがありません。僕のまた一つ違う姿をお見せします。期待してください!

さあ~前置きが長過ぎたようですね。これからはまた本格的な話を始めてみましょうか? 僕達2AMがずっと話していると、話題はいつの間にかバン・シヒョク兄さんに移りました。僕達にとって、なくてはならない重要な人の一人です。みんなお互いの顔色だけうかがっていて、いつの間にか悪口(?)が始まりました。

ジヌン~!顔に穴が空きそう!そんなに見つめないで。そんなに嬉しいの?ふふふ

2AMのバン・シヒョクプロデューサー悪口タイム!

チャンミン:あ~昨日も(バン・シヒョク)兄さんが曲を書けと電話してきたよ。

スロン:パク・ジニョンさんと見た目が違うだけで超似てるよ。それでも(バン・シヒョク)兄さんの良い点は、話を聞こうとする点だよな。

チョグォン:本当に前はエンターテインメント業界でも有名な、冷静で冷酷な人だった。今となってはよく話を聞いてくれる方だけど、以前はただの恐怖の対象だった。作業室から出もしないで、たまに評価してもらう時も、本当に怖かった。あの目つき分かるだろう? 何も言わずに見つめられると、「僕は何か間違えたのかな?」「僕に何か不満でもあるのかな?」という思いがするんだ。本当にストレートだし。

(一同同意)

チャンミン:本当、「偉大な誕生」の時は良い人に映っていたよな。

チョグォン:最初バン・シヒョク兄さんとBig Hitで一緒に働くことになると聞いた時、「厳し過ぎはしないだろうか」という思いが先にした。でも、雷にでも打たれたのか、本当に変わったよ。何より、アーティストとして話を聞こうとしてくれる所が一番有難い。でも、ヨーヨーになりそうだったらそんなに運動もしなくていいのに……ひひひ。

チャンミン:僕はバン・シヒョク兄さんが食事をしている姿を一度も見たことがない……

ジヌン:夜遅くに食べるらしい。一緒に作業してからは必ず……カロリーの高いものを食べていたよ。それでも本当に有難いのは、音楽をして長いので色々知ってるし、僕達の音楽を認めてくれるところ。「この子のやる音楽はこうなんだ」「こんな点は物足りないんだ」と、そんなふうに評価してくれるじゃないか。

チャンミン:そう。良くなければきっぱり「NO!」と言ってくれるよね。一度は「お前が2AMでなければ絶対売れない曲だ」と言われた。その時はその場で「あ……分かりました」と答えたよ。

ジヌン:僕も! 兄さんに一度、「これ、コードのつもりか? ちゃんとしろよ」と言われて、静かにそうすると納得したんだ。ふふふ。

(かちっ!キィ~)お~い、久しぶり~!

一同:!!!!!

こんなことが!!どう知ったのか、バン・シヒョク兄さんが、僕達が集まっていることを聞いて練習室を訪れました! ぎくりとしたあまり、我先にと悪口(?)の内容を全部吐いてしまいました。兄さんはただ人の良さそうな微笑みを浮かべながら、「ハハハ」と笑ってばかりいました。それではバン・シヒョク兄さんにバトンを渡す時になったようですね。兄さんがみる2AMは、どんな姿でしょうか?

結構自然に(?)なりつつある2AM。ここでも輝くスロン君の演技力!捨てたもんじゃない~!

バン・シヒョクプロデューサーの目から見た2AM

こいつら! 私のいない所で私の話をしていたなんて! それでも、久しぶりだし、自首(?)したから大目に見てやろう。スロンの奴、こんなに小さな服をプレゼントして、どうしろと言うんだ。こいつ、密かにダイエットのプレッシャーをかけてるな。やればいいんだろう、やるよ!!!

バン・シヒョク:スロン、お前のプレゼント、確かにもらったぞ。おかげで意欲満々になった^^

チャンミン:温かいパンおじさん。

スロン:チョグォンが歳を取って35歳くらいになってお腹だけ突き出ていたら笑えそう。

こいつら、普段はこんなに愉快なのに、ステージに立って真剣にバラードを歌っている姿を見ると感心するし、誇らしい。韓国の音楽業界においても、たぶんこの様にユニークな姿が人々に好かれているのだと思う。バラエティ、ドラマ、ビジュアル的なイメージ……その上、上半身脱衣まで……色んな才能と共に実力だけで愛される、これまでにもなく、これからもいないだろうキャラクターだ。だから、パク・ジニョンさんに心配せずに後押ししてみろと勧めたし、このように私がサポートしているのだ。

彼らがそのような期待に応えてくれて、ソロ活動も熱心にうまくやってくれていて誇らしい。一人だけでうまくやるのも難しいのに、みんな自分が得意な分野で活動してくれているなんて。分かってくれるかどうかは分からないが、私は本気だったし、彼らをどのような方向ヘリードして行くべきか確信がある。2AMは、一つのプロジェクトのように存在しながらも、その中で各個人が活発に動き回るグループであってほしい。

バン・シヒョク:今日みんなのもとを訪れたのは、みんなが活動している時は忙しくてなかなか会えないし、会えそうな時も照れくさくて会えなかったので、私は今日大きな決心(?)をしたんだ! 正直曲が出ていないと、私も特に話すこともないし、簡単なことではないじゃないか。私的に人を大事にしているとしても、公的な領域も持つ私達が会うのは容易いことではないだろう。それでなくてもお前たちが本格的に活動する前に、個別に会って話してみようと思った。まだ準備が足りないから私には話していないだけで、お前達の中で色々と話していることは知っているよ。

お前たち、活動して5年目にさしかかるだろう? 私は、これからの2AMは二極化をさらに進めていくべきだと思う。音楽的には成熟した姿を見せて、ファンたちが信頼して音楽を聞くことができるようにしなければならないと思うんだ。これまで常にお前たちの姿を見ていることはできなくても、音楽を通じて2AMならではの方向性を感じることができたと思う。みんな実力も高まっているし。あまり褒めてばかりではいけないんだけど。何か、叱ることはないか? 最近、本当に叱らなくなってないか?

黒い背景の前に立っていると、顔が白く映るはず!
一同:パク・ジニョンさんも以前よりは叱らない方ですよ。昔なら……

バン・シヒョク:私は叱っても、怒りはしないだろう。どちらにしろ、2AMは両面的な姿を多く見せるべきだと思う。これからはアイドルたちの競合構図の中で動くよりは、新しい局面を見せる時期になったと思う。いい例として、チョグォンは音楽とはまったく違う活動で新しい姿を披露している。みんなが別の局面を作って披露できる才能を持っているから、音楽業界にいながらユニークになろうという話だ。

それはそうと、お前たちと働きながら感じることだが、本当に叱ることができないんだ。その境界線を本当によく知っているみたいで。「この線を超えたら叱ろう」と考えていても、その線の目の前で止める。

チャンミン:誰かに指摘される前に、メンバーの一人を残りの三人が攻撃して止めてくれるんです。みんなそう感じるから、先に止める方です。

そう?僕も黒い背景の前に立ってみようか?ふふ~っ!どうですか?白く見えますか?
バン・シヒョク:大人として叱らなければならない場合もあるのに、チャンスをくれないんだよな、こいつら~! 憎らしいほど賢いのが短所だよ。それでも、それをグループのカラーとしてうまく溶けこませているところは、褒めるところだ。反応速度が早過ぎるんだ。

あ! よく食べるのも短所だな。お前たちを食わせるのに、私は死ぬほど苦労してるから。お前たちと最初に働くことになった時、「ご飯だけ、たくさん食べさせてください」と話していたことが思い浮かぶよ。

スロン:デビュー初期は、一週間に一度だけお肉が食べられたんです。ご飯は食券で買って食べていました。こんなに食い意地が張っている僕たちを集めておいて、食券一枚だったんです。スープにご飯を入れて食べたりしてました。

チャンミン:そうです! 活動する時は、そんなことを考えずにご飯が食べれてよかったです。僕の聞いた所では、Hommeの活動の時、食事代がものすごくかかったそうです(笑)
あのオジサンたち、黒いカーテンの前で何やってるんだ?おいおい。
バン・シヒョク:もうお前たちも間もなくアルバムを発表するだろう。それぞれ、今年の抱負があれば一言ずつ言ってみて。

スロン:僕は、たくさん活動したいです。2AMとして一緒に活動できると良いですね。現時点で一緒にたくさん活動するのが、色んな意味で良さそうです。

チャンミン:僕は、“アゲイン2010年”が目標です。僕達も良かったですが、ファンの立場からも2AMが多く活動して嬉しかったはずです。個人として、またグループとしてこれまで残念がって待ち焦がれてきたファンたちにとって、それが解消される1年となってほしいです。

ジヌン:僕も一言言うと、グループでの活動も着実にして、ソロ活動もやりたいです。

チョグォン:全部言われてしまったので、僕は特に言うことが……僕も同じ考えです。

バン・シヒョク:このように、言わなくてもみんな同じように思っているようだね。今年はできるだけ多く、良い結果を出そうと思っているから、そうなるはずだと信じているよ。とにかく、今年は一喜一憂せずに、前だけ見据えて走りたいものだ。チョグォンがリーダーだから、最後に2AMを待っているファンとコラムを読んでくださった方たちに一言言って。

チョグォン:僕達は1年ぶりにアルバムをリリースして、ファンの皆様に会う予定です。早く良い音楽を聞いていただきたいです。ファンにお願いしたいのは、僕達を信じて見守っていただきたいということです。海外で活動したり、ソロまたはグループで活動をしていても、結局はファンの皆様がいて初めて僕達も存在することができます。今回のアルバムは、さらに成熟したアルバムとなります。おそらく、今回のアルバムを聞いていただくと僕の言葉に共感していただけると思います。2AMを信じて、最後までご一緒させていただきたいです。

一同:良い音楽で、間もなく伺います!少しだけ待っていてください!

一緒にいるといつも楽しい2AM!これからも永遠に!!
最後は、僕、チョグォンが締めくくります。これまで僕達2AMのスターコラム、いかがでしたか? このように普段からたくさん会話をするのが、僕達が宿所生活をしながら、そして普段から一つになる秘訣です。もしかすると、僕達の真剣さに慣れていない方もいらっしゃるかと思います。でも、このような姿も僕達の持っている色んな姿の一つですので、好きになってくださると信じています。

このように文章だけでも先に皆さんに2AMのニュースをお伝えでき、意味深い時間でした。常に進化を続ける2AMになれるように、最善を尽くします。新年明けましておめでとうございます。今年は、昨年よりさらに良いことばかりでありますよう、お祈りいたします。

文:2AM

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記者 : Kstyle編集部、編集 : ファン・ヨンヒ局長(イシューデイリー)、写真 : MBC「私たち結婚しました」、BigHitエンターテイメント、イシューデイリー