「会いたい」JYJ ユチョン&ユン・ウネ&ユ・スンホ…20代若手俳優たちの“演技戦争”

OSEN |

復讐と愛、傷と治癒というテーマで視聴者を魅了しているMBC水木ドラマ「会いたい」を見る、もう一つの楽しさがある。今後数十年は、韓国ドラマや映画をリードする20代の若手俳優たちの演技を見る楽しさである。

14年間一人の女性だけを見てきたハン・ジョンウ役のJYJ ユチョンから、子供時代の傷を乗り越えて成長したイ・スヨン役のユン・ウネ、復讐心に燃え愛を失ったカン・ヒョンジュン役のユ・スンホまで、このドラマをリードする3人の男女俳優は、それぞれ前途洋々な、無限の成長の可能性がある20代である。

ユチョン、ユン・ウネ、ユ・スンホは、まだ幼いとも言える20代だ。しかし、彼らの成熟した演技は、感情の起伏が激しい役柄のため、気軽に見られないという「会いたい」を視聴者が目を離せなくなってしまう。

ユチョンはハンサムな容姿とアイドル出身の俳優という肩書きにもかかわらず、もっぱら演技力でアイドル出身の“俳優論争”を払拭した。彼は「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「会いたい」で地上波3局の演技大賞をそれぞれ受賞したことに異論を唱える人が少ないほど、劇中のジョンウが持つ複雑で微妙な感情を違和感なく表現している。

このドラマは、韓国ドラマの古い課題であった20代の女優不足を解決した。ユン・ウネが演技力の検証を受けたためである。彼女が演じるスヨンは傷を持っているため、毎回涙を流す豊かな感情演技が必須の役柄であった。ユン・ウネは、苦しみに耐えるスヨンという人物に完全にハマりこんだような高い集中力で視聴者を感嘆させている。

ユ・スンホは、このドラマで最大の恩恵を受けたも同然である。子役出身の彼は、成人としての演技がしたくてこのドラマを選択した。善悪を行き来するサイコパスの演技は、お茶の間の人々をぎょっとさせるほど役柄にハマっており、深い演技力を見せている。後半に行くにつれ極悪非道になっているが、優れた演技力のため、人物への同情心さえ持たせている。

最終回まで3話を残している「会いたい」は、ヒョンジュンの狂気が絶頂に達し、ドラマの緊張感が最高に高まっている状況である。それによって、ユチョン、ユン・ウネ、ユ・スンホの感情演技も毎回グレードアップしている。出演者一人だけが目立つ状況ではなく調和を成している中、3人の俳優の“演技力競争”が見る楽しみとなっている。

記者 : ピョ・ジェミン