「私たち結婚できるかな?」リアリティ溢れるストーリーに“泣いたり笑ったり”

OSEN |

※この記事にはドラマ「私たち結婚できるかな?」の結末に関する内容が含まれています。
結婚の現実を描いた「私たち結婚できるかな?」が20話で放送を終了した。

韓国で1日に放送されたJTBC月火ミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)「私たち結婚できるかな?」(脚本:ハ・ミョンヒ、演出:キム・ユンチョル)は、結婚を準備する中で紆余曲折を経験した2組のカップル、ジョンフン(ソンジュン)とヘユン(チョン・ソミン)カップル、キジュン(キム・ヨングァン)とドンビ(ハン・グル)カップルがそれぞれ結婚し、ハッピーエンドで幕を閉じた。

「私たち結婚できるかな?」は、地上波3局のドラマと同時間帯に放送されたが、次第に視聴率が上昇し、注目を集めた。

「私たち結婚できるかな?」は、結婚式まであと100日の予備夫婦へユンとジョンフンが結婚を準備する過程で経験する数々のハプニングを通じ、結婚の文化と結婚生活を描いた。2005年韓国に“キム・サムスンブーム”を起こしたキム・ユンチョル監督とKBS 2TV「夫婦クリニック 愛と戦争」の台本を執筆したハ・ミョンヒ脚本家が意気投合して作ったドラマということで期待を集めた。

期待通り「私たち結婚できるかな?」は、リアルな結婚についてのストーリーを展開し視聴者の共感を得た。“たくさんのカップルが結婚を準備する過程で婚約破棄をする”という話をそのままドラマで描いた。

ジョンフンとヘユンは結婚を控え、両家への挨拶まで済ませたが、親たちの心理戦によって二人は別れたり、よりを戻したりを結婚するまでに2度も繰り返した。

序盤でのヘユンは、姑になるウンギョン(ソヌ・ウンスク)といい関係だったが、結納などを準備する過程で互いのあまにも違う家庭環境のせいで対立が発生した。ここにウンギョンとヘユンの母ドゥルジャ(イ・ミスク)のプライド対決まで重なり、ジョンフンとヘユンの結婚は危機を迎え、結局彼らは別れることになった。最後は、二人が結婚するという幸せな結末になったが、友人の結婚準備をそばで見てきた人、そして結婚した視聴者だけでなく子供たちを結婚させた視聴者も大きく共感できるストーリーであった。

それだけでなく、もっぱら息子のキジュンだけを見て生きてきたキジュンの母は、ドンビがキジュンと結婚しようとすると、キジュンの前ではドンビに優しいが、キジュンがいない時はドンビの頬を殴りながら大声で「生意気な」と言うなど、息子への歪んだ母性愛でドンビを苦しめた。キジュンとドンビカップルの姿も私たちが時折耳にする話だった。

ドラマであるだけにある程度劇的に誇張された部分はあったが、「私たち結婚できるかな?」はできるだけリアルに結婚について描いていた。「私たち結婚できるかな?」は、結婚は単なる男女二人の絆ではなく、家族と家族が出会う“巨大な儀式”という事実と、その中で起きる数々の対立と心理戦をあまりにもリアルに表現し、共感を得ると共に結婚の現実を直視するようにしてくれたドラマだったと言える。

記者 : カン・ソジョン