「汝矣島テレタビーズ」大統領選挙前、最後の時間
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「汝矣島テレタビーズ」は、およそ3~5分間といった短い放送時間に、様々な映画や漫画、ゲーム、ネット上のパロディがぎっしり詰められている。そのため、“トゥ”が“ムン・ジェニ”役のキム・ミンギョに一発投げるシーンも、もちろん見逃すはずがない。ゲーム「ストリートファイター」の中の必殺技である“昇龍拳”を全身で表現しなければならないキム・スルギのため、キム・ミンプロデューサーが「“昇龍拳”は英語で何という?」とスマートフォンで動画を検索する。それから、“昇龍~~~拳”なのか“昇龍↑拳”なのかと意見を交わすスタッフとキム・ミンギョは、みんな一緒になって動作を練習した末、キム・ミンギョがキム・スルギに、「左足からのジャンプだよ、左足」というコツを教える。このように念入りに1シーン1シーンを作っていくうち、ついに撮影はこの日の放送のクライマックスである“元気玉体操”へと向かう。しかし、キム・スルギは漫画の台詞をパロディにした「テレタビーズ丘の保守的なクラスメートのみなさん!」という台詞がうまく言えなくて困っていると、そんな彼女に向かって「これは本当に神聖な台詞なんだから!早くしなさい!」とキム・ミンプロデューサーが真面目な声で催促する。そうして夜が更けていき、収録が終わった後の金曜日と土曜日の間、大統領選挙の政局にどうか大きな変化がないようにと願う俳優とスタッフたちの気持ちが集まって元気玉にでもなったのだろうか。「汝矣島テレタビーズ」の最終回が放送された次の日である日曜日の午後、“クラドリ”役のチョン・ミョンオクのモデルだった統合進歩党のイ・ジョンヒ大統領候補が辞退を発表したのだ。
記者 : チェ・ジウン、写真 : イ・ジンヒョク、編集 : チャン・ギョンジン、翻訳 : ナ・ウンジョン