BEAST ヤン・ヨソプ「生活の発見」で“白紙PR”…これはいいかも

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写真=KBS

“PR”が溢れる時代…「ギャグコンサート」の進むべき道は

9日放送されたKBS 2TV「ギャグコンサート」の「生活の発見」コーナーでは、興味深いシーンが流れた。出演者は「PRしないの?」と尋ね返し、ゲストは「PRしない」と言い切った。観覧客も、視聴者も「本当に?」と思っていただろうが、このゲストは最後まで意志を貫いた。彼は、BEASTのヤン・ヨソプだった。

ヤン・ヨソプは「生活の発見」コーナにゲスト出演し、お笑いタレントシン・ボラの年下の恋人を演じた。彼の演じたキャラクターは、マザコン。蝶ネクタイ姿で登場したヤン・ヨソプは、どのピザが食べたいか(この日の「生活の発見」の背景は「ハングリーピザ」だった)との質問に、母に電話をかけ鼻声で「何ピザ食べたらいい?」と聞く始末だ。

携帯の向こうの母から種類指定を受けてピザを注文した彼は、恋人のシン・ボラに「ピーマンは嫌い」「僕はこの部分(ピザの端の部分)食べないんだ。ママはここが一番好きだって。ボラさん食べて」と話し皆を驚かせた。恥ずかしすぎて目を覆いたくなったが、ヤン・ヨソプは可愛らしい姿まで存分に披露した。

ヤン・ヨソプは、愛嬌いっぱいだがマザコンの年下の恋人の役割を難なく演じこなした。しかし、視線を引いた部分は別にあった。それは、“PR”だった。「生活の発見」が背景に本格的な間接広告を取り入れる前から、ゲストたちはこのコーナーに出演し自分の曲のタイトルを話し、一部を歌うことは言葉通り“生活”になっていた。

しかしヤン・ヨソプは違った。ソン・ジュングンが「早くPRすれば?」と突っ込んでも、シン・ボラが「PRしなくていいの?」と訪ねても、「しない」と言い切った。彼は最後まで自分の話は口に出さず、ゲストの本分に集中した。ある面自然な姿だろうが、歌のタイトルをもう一度言おうと頑張っていたこれまでのゲストと比べれば、かえって慣れない姿だった。

収録現場の観覧客とテレビの前の視聴者は既に知っている。ヤン・ヨソプが最近ソロアルバムをリリースし、活発に活動している事実を。ヤン・ヨソプはここからもう一歩前進した。自ら明かすのがこれまでのやり方だったなら、見る人の興味をわかせ関心を集めたのだ。一見ヤン・ヨソプの行動は表面的にはPRでないように見えるが、実は誰より有効なPRに成功したのだ。

今後「ギャグコンサート」に出演するゲストに言いたい。自身を知らせたいならば、ヤン・ヨソプ程度にして欲しい。あからさまに言わなくても、知る人は皆知っている。ありきたりではないので、反対に新鮮な感じがするし抵抗もない。真なる“PR”とは、こういうものなのだ。

記者 : ペ・インギュ