【創刊特集 Vol.1】“国民の妹”に失望感を覚えたあなたへ…“国民の姉”をお勧めします!

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写真=マイデイリー DB
大韓民国の国民たちとメディアは、いつも国民の妹を求めていた。女優ムン・グニョンがその一人で、フィギュアスケートのキム・ヨナ選手にもこの呼称が付けられ始めたかと思いきや、新体操のソン・ヨンジェ選手も密かに国民の妹と呼ばれ始めた。他にも実力派歌手としてデビューしたIU(アイユー)も、いつの間にヶ国民の妹として名を挙げた。

しかし国民の妹は、実際の妹がそうであるように兄の心を苦しめる。熱愛から大学入学に関すること、もしくは所属事務所との争いなどがその例である。

では発掘した後、何年も経たない間に失望しやすい“国民の妹”よりも、“国民の兄”や“国民の姉”を探してみるのはどうだろうか。“歌手王”のチョー・ヨンピルや“バッファロー”と呼ばれる骨髄ファン(骨髄までその歌手のことを想っているファンを比喩する言葉)を持っているソ・テジは、言うまでもない国民の兄である。しかし、最近はこのような国民の兄や国民の姉を探すことに無関心になっている。

知らないうちに、スポットライトから外された国民の兄と国民の姉を、マイデイリー創刊8周年を記念して、提案してみようと思う。これから紹介する彼らの条件は簡単だ。今後、熱愛や不真面目なプライベートでファンをがっかりさせないこと。この条件を満たすために、既婚男子、もしくは既婚女子であること。そして子供がいて、人に敬われる私生活を営んでいることという、細かい条件を出してみた。その結果、それぞれ6人ずつの国民の兄と姉を探しだすことができた。


永遠の“国民の姉”オ・ヨンス

その当時、トップスターであった俳優ソン・ジチャンと6年間の恋愛の末、結婚したオ・ヨンス、華麗な外見で、結婚後も引き続き、女優活動を展開し、同年代のなかでもっとも旺盛な作品活動をしている。最近、SBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」に出演し、「外出した夫には絶対電話しません」と内助の功を見せ、韓国の夫たちの支持を得たオ・ヨンスである。しかし、彼女もまた韓国の平凡な母親であり、息子の中学校の入学祝いとして息子が好きな芸能番組に出演するほど家族に対する愛情が大きい。着実な作品活動で、多くの人々から注目されているにも関わらず、依然としてその座を守りながら愛されている女優オ・ヨンスもまた“国民の姉”としての資格が十分だ。

女性が憧れる女性、コ・ソヨン

韓国のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーカップルと呼ばれるチャン・ドンゴンとコ・ソヨン夫妻、いきなりの2人の熱愛発表とその後の結婚発表は韓国の国民を驚かせた。また、2人の一挙手一投足が韓国の国民の関心事として浮上した。それにコ・ソヨンは華麗な結婚式、最高級の産後養生院、不動産の財閥だという噂など、様々なことで批難を受けたが、最近、SBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」に出演し、すべての批難に対する解明とともに、素朴で純朴な彼女の様子を見せ、人々から高い関心を受けた。

一般的な母親のように、自分の息子を自慢する母親の様子を遺憾なく見せてくれたコ・ソヨンは息子のチャン・ジュンヒョク君を出産後、シングルマザーと養子縁組を対象としたの子供のための社会福祉施設に1億ウォンの寄付を3年間続けてするなど、寄付活動にも熱心だ。数多くの批難にも関わらず、何の問題も起こさないコ・ソヨン、“国民の姉”の難しい条件をすべてクリアした。


内助の女王、キム・ナムジュ

代表的な内助の女王キム・ナムジュ。彼女の夫キム・スンウのためなら、どのようなことでもできる。夫のトークショーの初回放送のために特別MCをし、また、KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」でも夫を心配する仲の良い2人の電話での会話がよく放送される。

それだけでなくキム・ナムジュは、自分の仕事に対しても完璧な姿を見せる。MBCドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」で8年ぶりに復帰した彼女は、これまでの都会の女性というイメージから抜け出し、夫をサポートするためなら、どんなことでも躊躇わない韓国の代表的な主婦を表現した。また、多くの視聴者からの要請で「僕の妻はスーパーウーマン」のシーズン2として制作された「逆転の女王」で仕事をする主婦の哀歓を表現し、女性からとても愛された。その後、彼女はキム・ナムジュファッション、キム・ナムジュシンドロームを引き起こし、多くの主婦視聴者の憧れの女性になった。

それに止まらず、彼女は最近視聴率40%を超え、多くの愛を受けたKBS 2TVドラマ「棚ぼたのあなた」で夫の家で起こる苦難を懸命に解決していくチャ・ユニ役を演じ、韓国の嫁を愉快、爽快、痛快に表現し、国民の嫁、国民の姉の座についた。

愛らしい女神、キム・ヒソン

90年代、ロマンスの鬼才であったキム・ヒソンは結婚後、突然、演技活動止めた。その後、夫との仲が悪いという噂が続いたが、ケーブルチャンネル「現場トークショー TAXI」に出演し、夫との仲睦まじい結婚話を語り、その噂を終息させた。依然として愛らしいキム・ヒソンとそんな彼女を黙って見守る夫との仲の良いツーショット写真は視聴者の心を温かくした。

また、親バカで有名なキム・ヒソン。常に娘であるヨナちゃんの自慢をする彼女は、娘のために自分の仕事を諦めるほど、娘に対する愛情が大きい。娘ヨナちゃんの顔が世間に公開された後、人々の間で娘のことを話題にされることについて「移住したかった」という平凡な母親であるキム・ヒソンだ。

最近、6年ぶりに出演した復帰作品SBSドラマ「シンイ-信義-」で俳優イ・ミンホとの恋愛模様を無理なく演じられたほど、変わらない外見を維持しているキム・ヒソン。残念な視聴率で終了したにも関わらず「シンイ-信義-」のなかでキム・ヒソンは依然として健在しているという事実を証明した。安定した人気にも関わらず大きな事件や問題もなしに人々から愛されているキム・ヒソンもまた“国民の姉”にふさわしい条件を備えている。


女帝チェ・シラ

女優チェ・シラは先月25日に終了したSBSドラマ「蒼のピアニスト」で、残酷な母性愛を持っているチェ・ヨンラン役を演じ、優れた演技力を披露した。2ヶ月前まで、総合編成チャンネルJTBCドラマ「仁粹大妃」で仁粹大妃役を演じた彼女の演技に対する意欲は特別だ。鋭い目線とカリスマ性を持った彼女は男性も制圧する女帝役を多く演じた。

しかし、実際のチェ・シラは2000年歌手キム・テウクと結婚した後、韓国のおしどり夫婦に選ばれた。実際にこの夫婦は2011年“幸福な家族”の名誉広報大使として選ばれたりもした。夫キム・テウクが歌手をやめ、事業に挑戦した際にもチェ・シラは10年間静かに夫を支援し子供を養育してきた。依然としてそのような夫のことをもっとも愛らしく思い、尊敬するというチェ・シラもまた問題を引き起こす心配のない“国民の姉”の1人だ。

真の天使シン・エラ

俳優チャ・インピョの妻であるシン・エラは、子供を愛する温かい心の持ち主として有名だ。息子のチョンミン君を出産した後、7年後に娘のイェウンとイェジンを公開的に養子縁組して育て、養子縁組家族の模範と言われている。また、シン・エラは子供の教育のためホームスクーリングを選択するなど、特別な方法で子供の教育を導いていく代表的な人物でもある。

夫チャ・インピョが他の分野に挑戦すれば、いつも積極的な支援と支持を送るというシン・エラ。夫と共に海外のボランティア活動をしながら、飢餓で苦しむ子供に直接温かい心と愛を伝えるシン・エラこそ真の“国民の姉”だ。

記者 : イ・ジヨン