「マイPSパートナー」男女の下ネタ話、どこが違う?

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写真=イ・ジョンミン
携帯電話に表示された見知らぬ番号。受話器の向こう側の女性は、いきなりあえぎ声を出し始める。「何も言わないでボタンだけ押して」と言いながらも、違う人にかけたことを知ると「変態」と叫びながら電話を切ってしまう。この女性、いったいどうしたんだろう。

27日午後、ソウル龍山(ヨンサン)CGVで映画「マイPSパートナー」のマスコミ試写会が開かれた。演出を務めたピョン・ソンヒョン監督と俳優チソン、キム・アジュン、シン・ソユル、カン・キョンジュンが参加した。

「マイPSパートナー」は、ユンジョン(キム・アジュン)が5年間付き合った彼氏スンジュン(カン・キョンジュン)のために用意したイベントで電話を掛け間違え、ヒョンスン(チソン)と絡まりながら展開されるエピソードを描いたラブコメディだ。「19歳以上観覧可」の等級レベルからも分かるように、濃い台詞やシーンが多く登場する。

写真=イ・ジョンミン
特に劇中で、友達であるヒョンスンとソグン(キム・ソンオ)、ヨンミン(ムン・ジユン)の会話は、基本的に“下ネタ”である。演出を務めたピョン・ソンヒョン監督は「友人たちと居酒屋で交わした話を基に(下ネタを)書いたので、難しくはなかった」としながらも、「男性は正確な単語を使う反面、女性は代名詞を使う。女性の台詞は少し大変だった」と告白した。

「恋の前では何でもできる。みっともない姿も多い」と明かしたチソンは「この映画の撮影では難しいことが多かった。監督にたくさん質問をして、たくさん考えた」と語った。最初はシナリオが気に入らず、ヒョンスンという人物の価値観を成立することも大変だったが、「デビュー14年間で自分の作品だと思った2番目の映画だ」と伝えた。

「実は、どこまですれば良いのか分からず、撮影現場で直接演技してみなければ分からない漠然とした感じがイヤだった。しかし、いざ撮影が始まると楽しくできた。『みんなまっとうな恋をしよう』というメッセージを伝えたかった。今日映画を見てみると、切なく、上手く盛り込まれたと思う。自分が持つ別の一面を感じ、いろいろと学ぶことができた」(チソン)

キム・アジュンは結婚が間近だと思い、会社まで辞めてランジェリーデザイナーとして新しい人生をスタートしようとするユンジョン役を担当した。キム・アジュンは「素材が刺激的だからなのか、映画を見た人から『意外な場面で情緒がある』と言われた」とし、「同じ女性としてユンジョンを見て、かわいそうで苦しかったり、いらいらしたりした。しかしどの場面でも最善を尽くすために努力した」と説明した。

「マイPSパートナー」は12月6日から韓国で公開される。

写真=イ・ジョンミン

記者 : イ・オンヒョク