チソン&キム・アジュンが19禁映画「マイPSパートナー」に出演した理由とは?

OhmyStar |

成人した男女なら知っていそうな用語“PS”。当然、手紙の末尾に登場するPSとは違う意味だ。“Phone Scandal”とも言うが、映画「マイPSパートナー」に関して、露出だ、大胆なセクシーコードだという声が出てくるのもこのせいである。

「マイPSパートナー」の俳優と監督が、映画出演のキャスティングに対する裏話を公開した。7日午前、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)CGV狎鴎亭(アックジョン)で開かれた制作報告会に、ピョン・ソンヒョン監督と俳優チソン、女優キム・アジュンが出席した。

演出を務めたピョン・ソンヒョン監督は、前作「青春とビート、そして秘密のビデオ」でインディーズヒップホップと若者たちの恋愛の物語を大胆に描いた。今作の「マイPSパートナー」で、より強力な題材を取り扱ったことに対して「特に19禁を題材にしようと決めてたわけではない。ただ普段から考えていたことを題材として取り扱っただけだ。登場人物の名前は実際の友達の名前で、お酒の席での話をさらに少し練り直して採用した」と映画のリアリティを強調した。

さらにピョン・ソンヒョン監督は、「シナリオの段階で、30代前半のストーリーであればキム・アジュンさんを採用したいと思っていた。また、チソンさんは行儀よく良識のあるイメージだが、それを壊したかった。そんな衝動に駆られて一緒に仕事をしたいと思った」とキャスティングの裏話を打ち明けた。

事実上、映画は初出演同然となる俳優のチソンは「シナリオを3回目読んで魅力を感じた。最初に読んだ時は当然出演する気はなかったが、読むほどに魅力を感じるようになった。俳優たちのカッコよさや可愛らしさに頼ったラブコメディもあるが、この映画は自分たちの恋愛に対して率直にアプローチして行こうという作品だ」と映画に出演した理由を語った。

さらにチソンは、「これまでドラマにはたくさん出演してきたが、映画で自身の姿を見せるなら、より率直な姿を見せたいという思いがあった。今回の作品を通じて平凡な演技をすることの難しさを知った。僕の演技の幅を広げる映画だったと思う」と付け加えた。

女優キム・アジュンも「この映画を観客に身近に感じてもらいたいと思った。題材は刺激的で型破りだが、それが全てだったなら出演はしなかったと思う。同じ年頃の平凡な女性の役だったし、これまで個性的な役柄をたくさん演じてきたが、どこかで完全に平凡な役を演じてみたいという願望を持っていた」と出演の理由を述べた。

続いてキム・アジュンは、「題材に負けないほどの男女のファンタジーに大いに共感した。ともすれば“露出”が先行するかもしれないが、露出で勝負する映画ではない。それだけを期待して観るとがっかりするかもしれない。この映画で男女の日常的な雰囲気を見せることが出来ると思う」と映画の意義について説明した。

映画「マイPSパートナー」は、見知らぬ二人の男女が偶然電話で秘密の会話をするようになることから起こる事件を描いたラブコメディだ。チソンが別れた彼女を引きずるヒョンスン役を演じ、キム・アジュンはぶっきらぼうな彼氏に自分の魅力をアピールしたがる女性ユンジョン役を演じる。映画は韓国で12月13日に公開する予定だ。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ソンピル