「会いたい」勢いに乗った子役たち…大人の俳優が心配になる

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写真=MBC「会いたい」スクリーンショット
年齢と演技力は関係がないようだ。子役のヨ・ジング&キム・ソヒョンがまたも“名品”とも言える演技力を証明した。恋愛模様を演じる演技力が、大人の俳優たちを圧倒している。出番を待っているJYJ ユチョン、ユン・ウネのプレッシャーも大きくなったはずだ。

MBC新水木ドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン、パク・ジェボム)の子役たちの演技が、勢いに乗った。ヨ・ジングとキム・ソヒョンの年齢はそれぞれ15歳と13歳。「会いたい」は重みのある正統派ラブストーリーだ。雰囲気もやや暗い。まだ幼い二人にはやや重荷に感じられる感情の演技も披露しなければならない。

しかし、ヨ・ジングとキム・ソヒョンは抜群の分析力で「会いたい」の重い恋愛模様を演じきっている。「太陽を抱く月」で見せてくれた人気とシンドロームは偶然ではなかった。初恋に落ちた初々しさから悲劇的な運命に涙する成熟した感情の演技まで、「太陽を抱く月」以上のものを見せてくれているとしても過言ではない。

韓国で14日に放送された「会いたい」では、ハン・ジョンウ(ヨ・ジング)とイ・スヨン(キム・ソヒョン)が怪漢に拉致されるシーンが描かれた。親代から続いてきた不幸が始まった瞬間だった。スヨンは唯一の友達であるジョンウの前で性的暴行を受ける不幸に遭った。

スヨンは満身創痍になった体でひき逃げ事故にまで遭い、その後失踪してしまった。これが全部、14日の放送分で描かれたことだった。視聴者にとってもやや重く感じられる内容だった。子役が受け止められる重さを超える内容だったが、キム・ソヒョンは屈することなくカメラの前に立った。キム・ソヒョンの年齢がまだ13歳であることを考えると、驚くほどの女優魂だ。

ハン・ジョンウを演じるヨ・ジングの演技も驚きものだ。恐ろしさにスヨンを捨てて逃げる時に感じた絶望や怪漢に追われる時に感じる恐怖をすべて演じきった。実際のところ、この日の「会いたい」は感情の過剰さが懸念されるほど展開の過程が複雑であった。

ヨ・ジングはこの日、恐怖や卑怯さ、そして自分の行動を遅くなって後悔する絶望まですべてを一気に表現しなければならなかった。それでも、感情の流れが途絶えなかった。大人の俳優にもプレッシャーになりかねない感情の流れを、15歳の子役が演じきったということには驚くしかない。

ヨ・ジングとキム・ソヒョンの抜群の演技力で、視聴者をドラマに引き込んだ感情の流れは勢いに乗った。たったの3話で視聴者は子役に慣れてしまった。第5話で初登場するユチョン、ユン・ウネのプレッシャーは相当大きなものであると思われる。二人は子役が上げてくれた感情の流れをさらに上昇させなければならないという課題を受け取った。

大人の俳優が登場する第5話からは競争作品としてKBS 2TV「チョンウチ」が始まる。SBS「大風水」も徐々に視聴者の反響を得つつある。子役の演技を受け継ぐこと以外にも課題は多い。ユチョンとユン・ウネがヨ・ジングとキム・ソヒョンが築いた感情の流れを受け継ぐことができるのだろうか、注目が集まっている。

記者 : キム・ジヒョン