キム・ユジョン、ヨ・ジングなど、子役俳優の理由ある反抗…“幼いからってなめないで”

OSEN |

最近、子役俳優たちの存在感が以前とは違う。成人トップスター以上だ。そのため、「これ以上私達を幼いからってなめないで欲しい」という不満が表出されている。

昔の子役は、ドラマで成人俳優が登場する前までの子供時代を演じる、賢い子供という程度の認識だった。しかし、大概の成人俳優顔負けの演技で注目されている子役スターたちが急増しているこの頃、初期のドラマヒットの重要なカギを彼らが握っている。

先月27日に韓国で放送されたMBC「サラミダQ」で俳優のノ・ヨンハクは、そもそも子役俳優と俳優を区分する理由が分からないと率直に告白した。彼は子役俳優出身だからといって現場で子供として扱われるわけでもなく、演技ができないと成人俳優と同じく叱られると話し、これまで子役俳優は手を抜いてきたのだろうとの偏見を壊した。

実際彼はバラエティ番組に出演し、突然のMCたちの注文にも自分が出演した時代劇の1シーンを完璧に再現して見せ、手慣れたアクション演技を披露した。練習を積み重ねていなければ、その長い台詞を覚えることさえできなかったはずだ。

以前の子役俳優たちは、多くの利点を持ってスタートした。そもそも子役たちの演技に対する期待が薄かったので、視聴者は見苦しいほどの演技でなければ我慢しがちだった。ましては、耐えられないようなぎこちない演技を見ても可愛がった。成人役者なら、想像もできないことだ。

そのような条件で演技を始めたイ・ミヌ、イ・ジェウン、キム・ミンジョンなどの俳優たちは、子役俳優時代の枠を壊すために、無数の演技練習を行った。ひいては、大胆な濡れ場シーンを演じるなどして、成人役者に生まれ変わった。彼らは結局、子役出身というタイトルを、長い演技経歴を持つ演技派俳優というイメージに取り替えることに成功した。

しかし問題は、現在のキム・ユジョン、ヨ・ジング、イ・セヨン、ノ・ヨンハクのような子役俳優たちだ。今や子役俳優も高能力時代だ。大概の成人演技者より豊かな感情演技を披露し、人々を魅了する彼らは、台詞を完全に理解して演じるのはもちろん、自ら勉強し弛まず自己啓発を行なっている。そのため、最初から演技がうまかった彼らには、子役俳優という修飾語が悔しいかも知れない。

成人演技者として幾度も変身してきたユ・スンホも、このような負担を避ける事はできなかった。ユ・スンホは、最近MBC水木ドラマ「会いたい」の制作発表会で「子役のイメージから脱皮したいという考えをもっていた。幅広い演技がしたくて成熟した感じのキャラクターを選択した」と強い意志を示した。子役俳優たち皆も、あやかりたいと思っているいるユ・スンホも、依然としてこのような悩みを持っていたのだ。

優れた演技力を持つ成人俳優も、放送に出て多くの人から愛されることは容易いことではない。そのような面で子役俳優たちは多くのメリットがある。彼らの努力が過小評価される部分はあるが、自らが子役俳優への偏見を壊す俳優として成長して行かなければならない。

記者 : パク・ジオン