Miss $「miss Aと間違わないでください」

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写真=Brand New Music

プロデュースも手掛けたミニアルバム「Miss uS?」をリリース

もうmiss Aとの比較はやめよう。3人組グループMiss $(ミスエス)がさらに新しくなって帰ってきた。新しく合流した末っ子のカン・ミンヒ(数え年で22歳)は、今回のミニアルバム「Miss uS?」で、2曲の作詞・作曲とプロデュースを担当した。ラッパーのジェイスとオ・ユミも以前より積極的にアルバム制作に参加し、作詞に力を入れた。

ストレートな表現が印象的な1曲目「体か心か」をはじめ、恋人と別れた友人を慰める歌詞のタイトル曲「寝ないで何してるの(Good Night)」や、「あんた男じゃないわ」「私の携帯を奪って」まで。オ・ユミは「(Rhymer)代表からは『ストレートでも、強すぎては駄目だ』といつも言われている。すごく分かりやすく誰もが共感できるタイトルだと思う。普段歌詞を書く時にも隠喩的な表現とか、カッコつけた言葉はあまり好きではない」と打ち明けた。


「カン・ミンヒはしっかり者…とても刺激を受けた」

Miss $の新しいボーカルカン・ミンヒは以前、KARAの所属事務所であるDSPメディアで練習生として生活をしていた。中学1年生の時からガイドレコーディングをするため、1週間に3~4回はソウルと仁川(インチョン)を行き来していたという彼女は「小さい頃だったのでアイドル系と絡みがあったけど、私には向いてないと思った。紆余曲折を経て19歳の時にMiss $のゲストメンバーとしてちょっと活動したことがある。そして今回正式なメンバーに抜擢された」と説明した。

「これまで私たちはラッパー2人組の体制だった。ボーカルがいないせいか、放送以外の活動に制約が多かった。チョン・スルギさんは同じ事務所だったから良かったけど、その前のナム・ギュリさんは同じ事務所でも、同じグループでもなかったのでイベント出演などの時に色々と不便だった。悩んだ末、以前ゲストボーカルとして紹介してもらったミンヒに加わってもらった。彼女の実力がすごく上がっていて、レコーディングをしながら『ミンヒと一緒に仕事ができてよかった』と思ってた」(オ・ユミ)

「最も大きな変化は作曲ができるメンバーだと言うこと。これからは、作詞はもちろん、作曲、編曲まで私たちの手でできる。『Miss $は自分たちの音楽のすべてを手掛ける』と言う評価を受けるようになったようで嬉しい。ミンヒは意外にラップもできる。表現力も豊富でいっぱい刺激された」(ジェイス)

ラッパーは気が強そうに見えて一見怖いと言う人もいるが、実を言うとMiss $で最も気の強いメンバーは末っ子のカン・ミンヒだという。だがカン・ミンヒは「お姉さんたちの方が強いよ」と可愛く言い返すという。Miss $は「ギャップによる魅力もあると思う。これまでの姿が私たちのすべてではない」と伝えた。


「存在感を発揮していきたい」

2010年からは後輩のmiss Aとの比較も避けられなくなった。まだ両グループを混同する人々がいてMiss $もストレスに感じたという。友達にもからかわれるほどだったという。「私たちは(miss Aと)音楽スタイルも違うし、まずガールズグループではない」と一線を画したオ・ユミは「アルバムを地道に出して、知名度を上げなければならなかったけど、休止期間が長くて存在感が薄れているように思う。これからは多くの方々に私たちの音楽を聴いてもらい知名度を上げていきたい」と覚悟を決めた。アルバムジャケットにメンバー各自の写真を入れたのもそのような動きの一つである。

「あえて意図したわけではないけど、アルバムを準備しているうちに音楽界の傾向がオールドスクール風に変わったため、アルバムジャケットも昔のポップアート的な感じを出そうとした。また3人体制では初めてのアルバムなので、メンバーそれぞれの顔を知らせることも大きな課題だと思った。これまでは不本意にも“見慣れないグループ”だったけど、これからは顔も知ってもらいたい。ミュージックビデオにも自ら出演した」(オ・ユミ)

当分はアルバムのプロモーション活動でとても忙しいだろうが、年内に必ずやってみたいことは何か、と聞いてみた。ジェイスは「一所懸命活動して、来年の冬には暖かい国へ行きたい」とし、カン・ミンヒは「作曲能力をもっと上げたい。ミュージカルにもチャレンジするのが夢」と答えた。その中で“ギャップのある女”オ・ユミの答えは意外だった。
「カーレースが好き。よく『運転が上手』だと言われたりもする。アルバムの制作準備で忙しくて霊岩(ヨンアム)で開かれたF1グランプリは見に行けなかったけど、来年は是非行きたい。『TopGear KOREA-スターラップタイム』にも出演したいと思っている。再放送も必ず見ているほどのファンで、是非出演したい」

記者 : イ・オンヒョク