「ヒーリングキャンプ」アン・ジェウク“真のヒーリングの意味を見つけてほしい”

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写真=SBS

アン・ジェウク…結婚、スランプとその克服を語る

15日のSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」(以下「ヒーリングキャンプ」)で、1997年にブームを起こしたドラマ「星に願いを」の主人公、アン・ジェウクが出演した。彼が驚くべき人気を得た後に経験したスランプと、それを克服するまでの人生のストーリーが描かれた。彼の軍隊服務地域でもあった道峰山(トボンサン)の近所で収録されたこの日の番組は「あらかじめ、口裏を合わせることは嫌だ」という彼の言葉によって、事前のインタビューなしに行われたという。

彼は質問に対して率直に答え続けたが、結婚とお金、スランプなど、限られた質問で放送時間を満たしたことに対しては誠意がなかったという指摘があった。他のバラエティと差別をつけた「ヒーリングキャンプ」だけの長所が薄くなっているとの批判も多い。

進行役であるイ・ギョンギュ、キム・ジェドン、ハン・ヘジンの三人は、放送の始めから終わりまでアン・ジェウクの結婚に関する質問を投げ続けた。「年の若い女性が好きだ」「お酒を飲む女性を嫌う」など、アン・ジェウクに対する放送界の様々な噂について追求した。これに対し、アン・ジェウクは機転のきいた“説明”を次々と出した。

彼は、27歳で訪れたとてつもない成功でどうしようもなかったという。その後、彼に与えられた“スター”のイメージは、同僚俳優との交流にも影響し、あまりにも高い人気に負担を感じた彼は一時中国で主に活動していたと打ち明けた。

その後出演したドラマ、映画などの相次いだ失敗で訪れたスランプは、思ったよりも長かったという。彼は、その絶望感から一時は坊主頭にしたり、うつ病になったりしたと告白した。お酒がとても好きだという彼は、そのときのうつ病をお酒ではなく、もっぱら“仕事”で克服したという。

彼は、あるミュージカル公演当時を思い出しながら「最初は、前にいる自分のファンたちの拍手だけが聞こえた。だが、次第に後ろの座席からの拍手まで聞こえてくるようになって徐々に自信を回復した。スランプの克服は、結局“汗”が解決してくれた」と話した。今後も後輩に対して“良い先輩”になりたいという芸能人としての希望も打ち明けた。


「ヒーリングキャンプ」ヒーリングに必要な様々な質問が必要だ

「ヒーリングキャンプ」は芸能人、スポーツ選手など、有名人の傷を探してその悲喜が打ち明けられた後、癒す番組だ。その過程で視聴者をその状況に引き込む。栄光と華麗さの中で生きる人の舞台裏を覗いてみることは、大変面白いことだ。

だが「ヒーリングキャンプ」がバラエティ番組であることを考慮しても、あまりにも限られた質問のみが出てくることは、改善しなければならない。今回の番組から例を挙げれば、結婚とお金に関する質問が絶えなかったことだ。これは、時には無礼にも見られる状況だった。アン・ジェウクのように気前よく答えてくれればいいが、そうでない出演者は、困惑するしかないだろう。誰が出演するかによって番組の成否が分かれるという点は、大きな問題だと言わざるを得ない。

「ヒーリングキャンプ」は、他のバラエティ番組とは違って“笑い”だけではなく“癒し”の概念を導入したことで人気を得てきた。放送がその意義を忘れるなら視聴者も背を向けるしかないだろう。様々な角度で有名人を見て、それに対する率直な回答を引き出して癒す「ヒーリングキャンプ」の真の意味を追求することを期待している。

記者 : ハン・ギョンヒ