釜山国際映画祭閉幕、75ヶ国304本を上映…歴代最多の観客動員

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写真=TVレポート DB
釜山国際映画祭が閉幕した。

13日の午後、第17回釜山国際映画祭(BIFF)が、グランドフィナーレである閉幕作の上映を最後に幕を下ろした。

閉幕式はパン・ウンジンとイ・ジェフンの司会で午後7時から行われた。コンペティション部門の授賞式とホ・ナムシク組織委員会長の閉幕宣言、祝賀公演などが行われた。

コンペティション部門出品作品からアジア圏の監督作品に贈られるニューカレント賞は、映画「36」のナワポン・タムロンラタナリット監督と、映画「Kayan」のマリアム・ナジャフィ監督が受賞した。アジア以外の新人監督作品に贈られるフラッシュフォワード賞は、映画「Flower Buds」を作ったズデネック・イラスキー監督が、最優秀ドキュメンタリーに贈られるBIFFメセナ賞は「記憶の残像」のタマラ・ステパニアン監督と「不安」のミン・ファンギ監督が受賞した。

また、閉幕作としては、モスタファ・ファルーキ監督の「Television」が上映された。「Television」は新しいバングラデシュ映画の登場を知らせる風刺映画だ。

今年の釜山国際映画祭は今月4日に開幕し、10日間、映画の伝道ならびに釜山市内7つの映画館の37のスクリーンで、75ヶ国の304本の作品が上映された。映画祭の観客は22万1002人と集計され、歴代最多の観客数を記録した。

アジアを代表するスター俳優を発掘するためのアジア・アクターズ・アカデミー(AAA)も、今年初めて開設された。

映画祭の中心事業であるアジ・フィルム・マーケット(AFM)、アジア・プロジェクト・マーケット(APM)、釜山国際フィルムコミッション・映画産業博覧会(BIFCOM)などをまとめたプロジェクト開発はもちろん、後半作業支援、作品販売サービスなど、映画映像トータルマーケットで映画祭がより豊かになったと評価を受けた。

出版事業と映画産業関係者をつなげる「Book To Film」という新しいプログラムと「デジタル時代の映画復元と保存の政治学」をテーマにした釜山映画フォーラムなども参加者の満足度が高かった。

一方、一部プログラムの進行に問題があったことや映画の伝道施設を効率的に活用できなかった部分は問題点として指摘された。

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記者 : キム・ヘリム