「私のオオカミ少年」ソン・ジュンギが気になったら“500ウォン”

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蒸した芋が入ったかごに顔を突っ込み、食べることに夢中になっているイケメンの物乞い。口の周りに何かついているのかも気にせず、食べ物を両手につかみ急いで口に入れる。本当にこの人が、私たちの“ミルクボーイ”ソン・ジュンギなのか?気になる?気になったら500ウォン。

少女(パク・ボヨン)の“愛犬百科教習書”がかなり面白い。口をぴくぴくしながらうなっていたオオカミが、少女の「待って」という一言に立ち止まる。目をこすってみて、頬をつねてみても“優しい男”ソン・ジュンギに間違いない。

ソン・ジュンギの衝撃的な変身で注目を集めている映画「私のオオカミ少年」(監督:チョ・ソンヒ、制作:映画社ビダンギル)。ソン・ジュンギは人間の言葉と社会化された行動に慣れていない野生のオオカミ少年に変身し、人を警戒する姿を演じた。獣のような本能的な疾走や4対1で戦っても問題のない怪力まで。“バケモノ”ソン・ジュンギが誕生した。

衝撃的なのは、オオカミに変身した外見だけではない。心に響く潤った感情の演技で女性ファンの涙腺を刺激している。125分間、彼が話す言葉はたったの10言ぐらいだが、その余韻は心に深く響き届く。

ソン・ジュンギは映画「ロード・オブ・ザ・リング」(監督:ピーター・ジャクソン)のゴラムと近所の犬を分析し、オオカミの動きや行動を学んだ。特に多く参考になったという近所の犬。ただの冗談かと思ったが、映画を見たら冗談ではなかった。また動物の動きを習得するためにパントマイムも学んだという。

「私のオオカミ少年」のPRを担当している某関係者は「ソン・ジュンギが『私のオオカミ少年』に人並みならぬ愛着を持っている。韓国の映画史上前例のなかったキャラクターでプレッシャーも多く感じ、その分努力もした。

ソン・ジュンギは12日午後、釜山(プサン)を訪れる。舞台挨拶とGV(Guest Visit:観客との対話)を通じて観客と触れ合う予定だ。ソン・ジュンギも自分の作品について観客と話し合える釜山国際映画祭を楽しみにしている」と伝えた。

優しいイメージのソン・ジュンギが“悪い男”を超え、ワイルドなオオカミ少年に生まれ変わり、女心を揺さぶる準備を終えた。体温46度、血液型判別不可の危険な存在であるオオカミ少年と世の中に心を閉ざした寂しい少女の運命的な愛を描いた「私のオオカミ少年」は、韓国で31日に公開される。

記者 : チョ・ジヨン