「馬医」時代劇の名匠イ・ビョンフンプロデューサー、初回からお茶の間を圧倒

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ソン・チャンミン、チョン・ノミン、ユソンの抜群の演技力…“やはり名声通り”

「ホジュン~宮廷医官への道~」「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」をヒットさせた時代劇の名匠イ・ビョンフンプロデューサーの新作「馬医」がベールを脱いだ。

1日、第1話が放送されたMBC創立51周年特別企画ドラマ「馬医」(脚本:キム・イヨン、演出:イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ)では、主人公ペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)の父親カン・ドジュン(チョン・ノミン)と彼の親友イ・ミョンファン(ソン・チャンミン)、チャン・インジュ(ユソン)の出会いから典医監(チョニガム:朝鮮時代の医療行政と医学教育を担当する官庁)で医学の道を志す姿が描かれた。

この日の放送で、大提学(テジェハク:朝鮮時代に宮の経書や史書の管理、書類の処理や王の意見に応じることを担当した官庁である弘文館と王の命令などを作成、記録する官庁である芸文館の最高位の官職)の長男であるカン・ドジュンと馬の治療をする馬医の息子イ・ミョンファンが典医監で出会い、身分は違うが友人になった。その後、彼らは二人とも医科試験に合格するが、進む道は違った。イ・ミョンファンは内医院(李朝時代に宮中の医薬をつかさどった官庁)に入り、カン・ドジュンは彼の夢の通り、お金がないため病院にもいけず死んでゆく民を治療した。

彼らの運命は、昭顕(ソヒョン)世子(チョン・ギョウン)の入国から狂い始めた。清に人質に取られたソヒョン世子が戻ってきて危篤に陥り、カン・ドジュンは疑惑を持ち始める。彼を手伝うイ・ミョンファンは調査の過程で毒針を発見するが、背後に昭顕世子の父親、仁祖(インジョ:ソヌ・ジェドク)がいるという話とイ・ミョンファンの卑しい身分をあげつらうイ・ヒョンイクの脅迫に屈し、身分が低い彼を友人として受け入れてくれたカン・ドジュンを裏切る。

結局、カン・ドジュンは斬首され、生まれる子供が女なら官婢にし、男なら殺すようにと命じられる。そして、カン・ドジュンの妻(チャン・ヨンナム)は苦労の末に息子を出産した。だが、間もなく官軍が押し入り一触即発の危機というところでドラマが終わり、次回に対する視聴者の好奇心を高めた。

やはり名声通りだった。1億が投入されたことで知られる典医監の入学式のシーンなど、壮大なスケールと細かい演出を見せたイ・ビョンフンプロデューサーの演出力や生き生きとした役柄を作り上げたキム・イヨン脚本家の台本が調和し、興味深いストーリーで視聴者を魅了した。

前半に子役が出演する通常の時代劇とは異なり、「馬医」はソン・チャンミン、チョン・ノミン、ユソンなどの中堅俳優たちがドラマをリードし、安定して優れた演技力でお茶の間を圧倒した。特に、イ・ミョンファン役のソン・チャンミンは、権力を追ううちに堕落していく人物で、初回から砂漠を彷徨うインパクトのある演技でドラマのスタートを知らせた。「ゴールデンタイム」のチェ・イニョク(イ・ソンミン)教授のようなカン・ドジュン役のチョン・ノミンは、特別出演だが強烈な印象を残し「馬医」に貢献した。ユソンもまた、その存在感を遺憾なく発揮した。

ドラマ「馬医」は卑しい身分の馬医から御医(オイ:王の主治医)にまで上りつめた実在の人物ペク・クァンヒョンの波乱万丈の生涯が描かれる予定だ。

記者 : イ・ヨングァン