「ヒーリングキャンプ」ドニのヒーリングはいやいやいやいや違う ― Best or Worst

10asia |


ストーリー

SBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」が招いた初のお笑い芸人であり、初単独ゲスト出演だったので、自身も驚いているチョン・ヒョンドンが「不安だ」と言いながらヒーリングされるために訪ねてきた。苦楽をともにした先輩イ・ギョンギュと向き合い、今のMBC「無限に挑戦」で“恐るべき存在感”を持ったチョン・ヒョンドンとなる以前の時間を共に確かめながら笑い、笑わせて思い出に浸った。「無限に挑戦」で“面白くないコメディアン”として引け目を感じていた時より遥か昔のチョン・ヒョンドンまで顧みることができた時間だったが、ドニが「不安だ」と思っている悩みに対するヒーリングは行き先がつかめないままだった。

Best or Worst

Worst:先着順で学費が免除されるので「僕が先に入らなければならない」と考えていた高校時代の話から始めたチョン・ヒョンドンの一大叙事詩を描いたような番組は、チョン・ヒョンドンの現在ではなく過去に集中していた。公開採用(公採)コメディアンとして入社した当時のエピソードから、KBS「ギャグコンサート」で“ギャラリージョン”として活躍した時の話まで細かく語ってくれた。これは明らかに「無限に挑戦」以前のチョン・ヒョンドンを見せた部分だった。しかし、話を通じて引き出したエピソードは、チョン・ヒョンドンの精神世界に向けた、そしてヒーリングに繋がった話というよりお笑いのネタとして使われるだけだった。イ・ギョンギュとチョン・ヒョンドンが語った過去の面白いエピソードに集中することにあまりにも多くの時間を割り当て、いざ後半部に入ってチョン・ヒョンドンが打ち明けた“不安障害”に対する話でもヒーリングのポイントを正しく捉えないまま「幸運をつかまえる準備ができている」「チャンスや幸運を受け取る資格がある」という返事で急いで締めくくった。ゲストが自分の話を打ち明けられるように導くのがヒーリングの過程であって、全てではない。チョン・ヒョンドンの打ち明け話だけで終わってしまったような放送だった。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― イ・ギョンギュのお世辞に目を丸くしながら「ああ~」「おお~」「そうですね」と相槌を打つハン・ヘジンさんを見ていると、イ・ギョンギュが偏愛する理由が分かりますね。可愛くてしょうがないでしょうね!
― キャンプの妙味はやはりキャンプファイヤーでしょうね。適切なタイミングに涙を流させる……
― 今日のドニのファッションポイントは左側の胸に付けたピンク色のハートのバッジです。皆さんも見ましたか?昔からファッションのためのバッジというのは、ドニのようにあるようでないような感じで付けることなのです。

記者 : イ・ギョンジン(インターン記者)、翻訳 : チェ・ユンジョン