「アラン使道伝」イ・ジュンギ、幽霊の男になって帰ってきた!

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写真提供=MBC
幽霊を助けるイケメン使道になって帰ってきたドラマ「アラン使道伝」のイ・ジュンギ。

王の男イ・ジュンギが幽霊の男になって帰ってきた。身分も高くなり、宮廷芸人から使道になった。MBC水木ドラマ「アラン使道伝」に出演しているイ・ジュンギが、2年間の軍服務期間があったとはとても思えない安定した演技力で、回を重ねるたびに好評を得ている。ドラマ「アラン使道伝」は慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)のアラン伝説をモチーフにしたファンタジー時代劇である。イ・ジュンギは幽霊を見る能力を持つクールな使道ウノ役を務め、自分の悔しい死の真実を知りたがるおてんばな幽霊アラン(シン・ミナ)と手を組んでアランの不当な死の真実を明かしていく中で、二人の恋心も芽生えるストーリーだ。

鋭い眼差しとシャープなアゴのラインで時代劇にピッタリなイ・ジュンギが大ブレイクするきっかけとなったのは映画「王の男」である。当時、女性よりきれいなルックスでクロスセクシャルブームを巻き起こして一躍スターとなった。2008年には時代劇「イルジメ【一枝梅】」に再び出演し、ずば抜けた演技力と男らしさをアピールした。今回のドラマ「アラン使道伝」ではさらに成長した演技力で視聴者から注目を集めている。

2001年にキム・ヒソン、カン・ドンウォンと一緒にグラビアモデルとしてデビューした彼は韓国よりも日本で俳優として認められた。2004年1月に日韓共同制作ドラマ「星の声」に出演し、同年9月に日韓共同制作ドラマ「ホテルビーナス」で韓国でも有名なSMAPの草なぎ剛や香川照之らと共演して日本で200万人の観客を動員した。ドラマは「星の声」をはじめ、「マイガール」(2005)「犬とオオカミの時間」(2006)「イルジメ【一枝梅】」(2008)「ヒーロー」(2009)など、毎年出演し、映画も2004年に「ホテルビーナス」と「僕らのバレエ教室」に続き、「王の男」(2005)「フライ・ダディ」(2006)「光州5・18」(2006)「初雪の恋 ヴァージン・スノー」(2007)などに出演して俳優としてキャリアを重ねてきた。

きれいな顔立ちのため、か弱く見られがちだが、学生時代に全国体育大会のテコンドー選手として出場するほど優れた運動神経を持った彼は、ずば抜けた歌唱力とダンスの実力で日本でアルバムをリリースし、オリコンランキング1位を記録した。海外活動をきっかけに歌手顔負けの歌唱力とダンスの実力、愉快でセンスのあるトークを披露し、マルチ俳優としてアジア各国から熱狂的な支持を得ている。

彼はドラマ「アラン使道伝」でも、ウノの多様な姿を披露して視聴者から注目を集めている。アランに対する冷たい態度から大らかな演技、そして亡くなった母ホンリョン(カン・ムンヨン)への切ない感情、体当たりのワイヤーアクションに至るまで見どころ満載である。東洋的なルックスに韓服を見事に着こなしたイ・ジュンギは、可愛らしくて愛しい幽霊アランを演じるシン・ミナと息の合った演技を見せている。滑舌の良い発音のため、韓国語テキストの収録に参加するほどである彼の深みのある声は、時代劇にピッタリだ。

2005年にソウル総合芸術学校の演技芸術学部に入学したのが昨日のことのようだが、2年間の軍服務を無事に終えて芸能界に復帰したイ・ジュンギ。今回の作品で本当の俳優としての地位をさらに固めることを期待している。

記者 : キム・ミンソン