T-ARA ウンジョンの「蒼のピアニスト」降板、所属事務所の選択か?

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T-ARA騒動直後の個人活動、人々の心理を読めない措置


T-ARAのウンジョンがMBC「私たち結婚しました」に続き、SBS週末ドラマ「蒼のピアニスト」からも降板することが決まった。T-ARAはファヨンの脱退後にきちんとした釈明をしていない。しかし、メンバーのソヨンとヒョミン、ウンジョンはドラマに出演し、視聴者をこれを見ること自体を居心地悪く感じている状況だった。

ファヨンの脱退に対する所属事務所コアコンテンツメディアの対応は、人々を怒らせるものだった。ファヨンと既存のメンバーの対立に対する公式見解もなく、ただ何事もなかったのように個人活動をさせてきたのだ。

ウンジョンのドラマ降板は、知らぬ存ぜぬの一点張りで通してきた所属事務所の“意志”が、人々の釈明要求の前に跪いた例と分析できる。人々はファヨンがなぜT-ARAメンバーとこれ以上一緒に活動ができないかについて、明確な釈明を望んでいたが、彼らは人々の要求を無視した。所属芸能人を代替可能な消耗品としてしか見ていなかったため、完全に判断を間違えたのだ。

子役として幼少期から活動してきたウンジョンであるため、他のメンバーより芸能界の雰囲気に敏感にならざるを得なかった。そして彼女は選択をした。突っ張るだけの今の対応では、人々の気持ちを変えることはできないと判断し、悩んだ末、“ドラマからの途中降板”という重大な決断を下した。

ウンジョンの選択は、キム・グァンス代表の“執念”が人々の考えとどれほどかけ離れていたかを自ら認める例であると言える。ウンジョンは、人々の冷たい視線に耐え難かったはずだ。そしてウンジョンの複雑な心境は、突っ張っていれば解決すると思っていた“通じない”キム・グァンス代表とは真逆にあるものだった。所属事務所と芸能人の相反する立場は、結局自らに戻ってくるという予想通りの結果だった。ただ、その時期が問題だっただけだ。

結局、所属事務所が人々の心理を読めず、ウンジョンの降板は「蒼のピアニスト」の製作陣や出演俳優たちにも迷惑をかけることになった。もしかすると「蒼のピアニスト」はウンジョンの降板まで予め計算していたのかもしれない。

記者 : パク・ジョンファン、写真 : イ・ジョンミン