Vol.3 ― 「紳士の品格」キム・ミンジョン“チャン・ドンゴンを見て、子供が欲しくなりました”

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写真=SMエンターテインメント

チャン・ドンゴンを見ていると、子供が欲しくなります

キム・ミンジョンは、チャン・ドンゴン、キム・スロ、イ・ジョンヒョクの中で唯一未婚者である。3人と親しく撮影しながら、彼は結婚と子供に対する羨ましさを隠すことができなかった。

「結婚願望は昔からありましたが、今はそんなに早く結婚したいという気はないです。ですが、今は子供がたくさん欲しいです。撮影現場でチャン・ドンゴンさんが子供と電話をしているときにたくさん刺激を受けます。また、キム・スロ兄さんも妻がドラマのモニターをしてくれたと話し、イ・ジョンヒョクは、撮影現場に奥さんを連れてくる時が多いです。4人でこれからずっと友情を深めていくことにしましたが、僕も早く結婚して共にしたい気持ちです」

「紳士の品格」は、多方面にわたり、キム・ミンジョンにとって意味深い作品である。この結果は、彼がチェ・ユンを演じたからに違いない。インタビュー中、彼はチェ・ユンを演じることになったエピソードを語ってくれた。

「脚本家の先生が作品のシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を送ってくれた時、チェ・ユンとイ・ジョンロクというキャラクターを共に送ってくれました。僕はこうした演出スタッフと作品を作ること自体が楽しく、幸せだと思いました。そう思いながらも、前作『ATHENA -アテナ-』で演じたキャラクターとイ・ジョンロクが似た部分を持っており、前作とは違うものを表現したいという気持ちもありました。それで僕は、『チェ・ユンを演じたいが、イ・ジョンロクが良いとおっしゃるなら、快く演じる自信がある』と話しました。会議をした結果、チェ・ユンを演じることになりました。今は、チェ・ユンを演じることができて、心からよかったと思っています。この作品の中にチェ・ユンは、長く残る気がします」

40代になって初めて演じる作品、自身との約束を守りました

まだ、ドラマの余韻をかかえていたキム・ミンジョンは、シーズン2に対する熱望を隠せなかった。

「今の調子や、この余韻が続けば、という個人的な願いがあります。俳優同士でシーズン2と映画制作への話をたくさんしました。これらは俳優らが意気投合してできることではなく、キム・ウンスク脚本家だけができることだと思います。『紳士の品格』シーズン2が出たり、映画として制作されればより多くのことを見せることができると思います」

ドラマの最終回の話をする最中、「老眼という設定が残念ではなかったか」という質問を受けたキム・ミンジョンは、本当に老眼だと答えた。あまりにも堂々な彼の答えに半信半疑だったが、劇中チェ・ユンの姿も相まって笑いが出た。

「普段から視力は良かったのですが、現在は老眼になりました(笑) キム・ウンス脚本家に話したわけではないんですが、セリフを見て驚愕しました。キム・スロ兄さんは僕より2歳も上ですが、僕の方が早く老眼になりました。ブルーベリーを食べた後、眼科に行ってみようと思っています。台本を見て肯定的な考えを持つようになりました」

老眼が似合わないキム・ミンジョンは、普段から自己管理する習慣が身についている天性の俳優である。彼は普段やっている健康管理法について語ってくれた。

「管理というレベルではなく、普段やるように習慣的に運動をしています。子供の時からやってきたことですね。維持できるレベルの運動が身についています。運動しないとなんだか体がすっきりしない感じがします。僕は個人的に足浴をお勧めします。足浴を15~20分した後に運動をすれば、体の深いところから汗が流れます」

「紳士の品格」は、キム・ミンジョンが自身との約束を守った1番目の作品だ。彼はこの作品をしながら演技だけではなく、外面的な部分でも最善を尽くした。そのため、チェ・ユンがより輝いたのではないか。

「ドラマで演じながら自身への約束を守ることができて嬉しいです。40代になって初めて挑戦した作品ですが、これまでは断ることができなくて撮影の前日にお酒を飲むなど、撮影現場に対する責任感がありませんでした。それで今回の作品に入る前に『撮影の前日には絶対お酒を飲まない』という自分との約束をしました。この作品に出会い、責任感を持って行動しようとしたその約束を最後まで守ることができました。自身との約束を守ったということで、僕にとっては大きなターニングポイントとなった作品です。また、多くの愛情を受けることになり、今後俳優として歩んでいく道として大きな土台となったと思います。だからもっと深く余韻が残ったのかもしれません。簡単には抜け切れないと思うし、今を楽しもうと思います」

記者 : チェ・ドゥソン