Vol.1 ― 「風と共に去りぬ」オ・ジホ“SNSのコメントでヒットを予感した”

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俳優オ・ジホが、映画「風と共に去りぬ」(監督:キム・ジュホ)で再び男らしさをアピールした。同作品では、どこか抜けている朝鮮一の武士ドンスを演じる。

ドンスは生真面目で、まっすぐな人物である。官職を罷免され、西氷庫(ソビンゴ:氷を保存した倉庫)を盗み出す作戦に参加する、裏表のない温かい男である。しかし竹を割ったような性格のため、場合によっては退屈なキャラクターに見えるかもしれない。

だが、ドンスというキャラクターは、俳優オ・ジホによって生まれ変わった。正しい道を進むことしか知らない頑固な人物だが、その頑固さが憎めない。その上、どこか抜けているところがあるため、人間味溢れる朝鮮一の武士となった。

彼は「監督は、ドンスらしく中心に立って演じてほしいとおっしゃった。ドンスのドラマチックな部分のせいで、観客が退屈するのではないかと心配していたが、どこか抜けているキャラクターとして表現したのが、逆に観客の笑いを誘ったようだ」と語った。

彼の言う通りだった。まっすぐだがどこか抜けているところと、彼を取り巻く状況とが相俟って観客の笑いを誘った。さらに、個性溢れるキャラクターや、目にも涼しい氷をめぐる戦いなどは予想以上の好評を博している。

彼は「このようなことは初めてだ。期待していた通り、お客さんに喜んでいただけて嬉しい。先日、大邱(テグ)、釜山(プサン)で試写会が行われ、試写会が終わってからお客さんに挨拶したが、試写会の前に挨拶をしたときよりもはるかに反応が良かった。爆笑するお客さんもいたし、俳優たちが挨拶するときは、歓声はさらに大きくなった」と、試写会の熱気を伝えた。

彼は舞台挨拶だけでなく、SNSを通じて映画「風と共に去りぬ」の人気を実感していると述べた。これまでとは違うファンの反応にヒットを予感したという。

彼は「Twitterでの反応が熱い。『so so~』というコメントは、『面白いです』『この映画はうまくいきますよ』という程度の意味なのですが、今回は『本当に面白いです』『大ヒットしますよ』と、コメントに“本当に”のような修飾語が付いている。本当に面白い映画だから」と語った。

さらに、「僕の知人にも好評だ。僕の知人は率直な人ばかりだけど、僕が出演した映画のうち、一番面白いと言ってくれた」と言い、「映画を観る前までは心配していた。『僕はうまくやったのだろうか』『僕だけが正直なキャラクターを演じて観客がつまらないと思ってしまうのではないか』と悩んでいた。映画を観たら、また撮り直したくなるかもしれないと思って、試写会までは見なかった。でも、映画を観て心配事が一気に解消された」と付け加えた。

彼は観客動員数500万人を突破したら、地方の試写会に向かう途中で口ずさんでいたPSY(サイ)の「江南(カンナム)スタイル」の“馬ダンス”を踊ると約束した。他の俳優も誘う予定である。

オ・ジホは「コ・チャンソク先輩がダンスの見どころだ。どうにかして一緒に“馬ダンス”を踊りますよ」と語り、観客動員数500万人突破を期待した。

記者 : キム・ミリ、写真 : ハン・ヒョクスン