イ・ビョンフン監督「ドラマ『馬医』で動物との共感を描きたい」

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写真提供=MBC
MBC創設51周年記念特別企画ドラマ「馬医」(脚本キム・イヨン、演出イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ)を手がけるイ・ビョンフン監督が、「『馬医』を通じて韓国ドラマ初となる動物と人の共感を描きたい」と語った。

2日、ソウル汝矣島(ヨイド)の飲食店で出演者との顔合わせを行ったイ・ビョンフン監督は、「多くの作品を手がけてきたが、今でも新しい作品を始めるときはワクワクする。朝鮮時代、東洋医学外科医の第一人者であるペク・クァンヒョンの波乱万丈な生涯を描きたい」と、新しいドラマへの意気込みを語った。

また、イ・ビョンフン監督は、「出演俳優に3つの約束をしたい」と公約を宣言した。「一つめは、視聴率は保障できないが、ドラマの質、明確なテーマ、完成度の面で良い作品に仕上げる。二つめは、『馬医』の出演俳優にとってプラスになる作品づくりを努力する。三つめは、楽しい撮影現場にする」と話した。

このほかにもイ・ビョンフン監督は、「約60億ウォン(約4.2億円)の制作費をかけて龍仁(ヨンイン)にあるドラマセット場に韓国で一番美しいセットの一つを制作しており、『馬医』を通じて17世紀の朝鮮時代の百姓たちの生き様を再現したい」と伝えた。

1974年のドラマ「113捜査本部」を通じて監督デビューを果たしたイ・ビョンフン監督は、朝鮮王朝500年シリーズの「ホジュン~宮廷医官への道~」「商道 -サンド-」「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン-正祖大王」「トンイ」などの演出を手がけ、優れたストーリーと美しい映像で韓国時代劇の世界的なブームを巻き起こした。

「ホジュン~宮廷医官への道~」「宮廷女官チャングムの誓い」に次ぐイ・ビョンフン監督の三度目の医療ドラマ「馬医」は、朝鮮時代後期に馬を治療していた獣医から王の主治医となった実在の人物ペク・クァンヒョンの生涯と奥深い医療の世界が描かれる。

イ・ビョンフン監督は、「人の病気の治療を描いたドラマ『ホジュン~宮廷医官への道~』や『宮廷女官チャングムの誓い』とは違い、動物の病気を治療する獣医学の世界、特に馬医として始まるペク・クァンヒョンの物語の前半では、人の治療とはまるで違う世界を描く予定だ」と述べた。

ドラマ「馬医」は、チョ・スンウ、イ・ヨウォン、ソン・チャンミン、イ・サンウ、ユソンらの出演で、9月中旬から韓国で放送スタート。

記者 : イ・スンノク