Vol.1 ― Brown Eyed Girls、ソロ活動を経てグループとしてカムバック

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写真=Neganetwork
今年でデビュー7年目を迎えたBrown Eyed Girlsは、ガールズグループと呼ぶのが憚られる、大人の女性たちである。87年生まれの最年少メンバーガインを除けば、ジェア、ナルシャ、ミリョはみな81年生まれで今年で32歳になる。

先日会ったジェアとナルシャからは、他のガールズグループには見られない落ち着きと余裕が感じられた。一言一言に力があり、少女のように手を叩きながら笑うときでも、少しも軽く見えなかった。

ジェアは、16日に放送されたMBCのバラエティ番組「ユ&キムの遊びにおいで」にBrown Eyed Girlsのリーダーとして出演した。一緒に出演した他のガールズグループのリーダーの中で一番年上であったジェアは、年長者の存在感をアピールし、“音楽配信での収益100億ウォン(約7億5000万円)”と“Brown Eyed Girlsの誕生秘話”について話し、注目を集めた。このときの話について尋ねてみた。

「『Abracadabra』で活動したとき、100億の収益を上げたのは事実です。でも、音楽配信会社、制作会社など、すべてを引いたら少ししか残りません。ご存知でしょう? ただ、私が作った曲をたくさんの方々に聴いてもらえたことが嬉しいです。それに、“Brown Eyed Girls誕生秘話”といえば大げさですが、ナルシャとは元々、学生時代に塾で知り合った友人でした。ミリョはすごく実力のあるラッパーだということを聞いて、彼女を探しまわり、メンバーとして迎え入れました」(ジェア)

また、ナルシャは最近放送が終了したMBCドラマ「光と影」でショー劇団の歌手志願生を熱演した。初めての演技にも関わらず、自然に役になりきっていたと好評を得た。ドラマ終了と同時にたくさんの出演オファーを受けており、ナルシャは、女優への変身を見事に成功させた。

「初めての挑戦だったけど、また挑戦したいです。最初は難しいと思いますが。歌手と比べると、表現するのは同じですが、ずっと緊張感があって面白いですね。派手な役よりは、ドラマに活力を与える役のほうが素敵だと思います。そういう役が私の性格にも合っている気がします。私はまだ女優よりは歌手というイメージが強いので、視聴者が見たときに違和感がないように演じるには、もう少し時間と練習が必要だと思います」(ナルシャ)

Brown Eyed Girlsのメンバーたちは、それぞれ活動の幅を広げている。ジェアは作曲家として、ナルシャが女優として活動分野を広げ、ミリョは、現在放送されているケーブルチャンネルMnet「Show Me The Money」で、ラッパーとして立派な姿を見せている。最年少のガインは、最近リリースされた、パク・ジニョンの曲「Someone else」にフィーチャリングで参加し、これまでとは違う魅力を披露した。また、8月にはソロ活動も控えている。

このように抑えきれない才能を存分に発揮しているメンバーたちが、Brown Eyed Girlsとして新曲をリリースした。寝る前に聴くのにぴったりのバラード曲である。Brown Eyed Girlsのデビュー当時のスタイルに戻り、各メンバーのボーカルを強調した。

「今は音楽に対して余裕が持てるようになりました。前は“人がどう思うか”“この曲がうまくいくのか”とよく考えていましたが、今は私たちがしたい曲ができるようになりました。何より、ファンが喜んでくれます。『こんな曲が出てくるのを待ってた』『疲れたときに聞きたい』などの反応がありました」(ジェア)

ボーカルで勝負するバラード曲から派手なパフォーマンスや大胆なファッションまで、様々な魅力を見せてきたBrown Eyed Girlsだが、まだ見せていない姿はあるのだろうか。

「清純な姿はまだですね。キュート、パワフル、セクシーなど、すべてやりましたが、清純さだけはまだですね。今は力が入ったり、緊張したりしなくてもいいような気がします。私たちの自然な姿をみんなも喜んでくれるし、受け入れてくれる気がします。今回の『ある夏の夜の夢(One summer night)』で第一歩を踏み出したわけですが、思ったより反応がいいですよ。昔は、怖いというファンも多かったけれど、今回のコンセプトのほうがいいという男性ファンが増えました」(ナルシャ)

これからはもう少し力を抜いていきたいというジェアとナルシャからは、未知の力が感じられた。彼女たちからは、困難や孤独にも振り回されない強い内面を持つ大人の女性の香りがした。

記者 : チェ・ジエ