「バットマン」をおさえた「10人の泥棒たち」2012年は韓国映画の全盛期

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写真提供=SHOW BOX
チェ・ドンフン監督の「10人の泥棒たち」が、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト ライジング」をおさえた。

「10人の泥棒たち」は25日の封切り当日、韓国全国891のスクリーンで約43万人の観客を集め、興行成績1位となった。一方それまで1位だった「ダークナイト ライジング」は、789のスクリーンで19万4951人の観客を動員した。「10人の泥棒たち」が2位を大きく引き離してトップの座についたのだ。26日にもはやり、「10人の泥棒たち」は950のスクリーンで41万190人を動員し、2位の「ダークナイト ライジング」は796のスクリーンで16万7311人を集めるに終わった。

「10人の泥棒たち」の封切り前までは、「ダークナイト ライジング」の人気が高いことが予想されていた。同映画はノーラン監督のバットマン3部作の最終章で、封切り前から今年最高の前売り率で話題になり、また封切り当日も今年の封切り作品の中で最高の観客動員数を記録するなど、一つ一つが話題に上がっていた。昨年末トムクルーズの「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」が映画界を賑わせたことを記憶している人々は、今年もはやり洋画が韓国映画の最大のライバルだと言いながら、「ダークナイト ライジング」がそれだと予測していた。

しかし予想を覆して、「10人の泥棒たち」の封切り後、「ダークナイト ライジング」の客足は激減した状況だ。まだ週末の成績が出る前だが、「10人の泥棒たち」は観客の口コミの評価が高く、韓国で知名度の高いトップスターたちが総出演しているため、週末もこの勢いが続くことが予想される。

このような韓国映画の勢いは今年の初めから続いている。旧正月連休の封切り作である「折れた矢」と「ダンシング・クィーン」がロングランに成功し、それぞれ342万人と401万人を動員したことをはじめに、「悪いやつら」「火車」「建築学概論」「僕の妻のすべて」など、韓国映画の好成績リレーにつながり、上半期が終了した。

ここに下半期の幕を開けた「ヨンガシ 変種増殖」が静かに433万人を動員し、予想外の興行成績を記録したことに続き、「10人の泥棒たち」が「バットマン」までおさえ、下半期にも韓国映画の勢いが続いている。

記者 : ペ・シニョン