コン・ユ、記憶に残る俳優になった理由は?

OSEN |

俳優のコン・ユがKBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)終了後、広告や次回作のオファーが殺到し、依然として忙しい日々を送っている。ドラマは、平均的に一桁の視聴率で期待に及ばない成績で幕を下ろしたが、コン・ユは相変わらずの人気ぶり。1本のドラマによってイメージが左右される厳しい芸能界でコン・ユは「ビッグ」の興行成績とは関係なく、すでに2本の広告を新しく契約し、殺到する次回作へのラブコールを断っている。

考えてみると「ビッグ」は大ヒットを記録したわけではないが、前作「ラブレイン」の平均視聴率(5%台)に比べればそこまで悪くもない成績だ。もちろん、ホン姉妹の脚本やコン・ユ、イ・ミンジョン、miss Aのスジなどの豪華キャストを考えると残念な結果だが、それでも「ビッグ」の視聴率が最後まで8~9%台を守れたのは、“ラブコメディキング”コン・ユの力だった。

コン・ユは、昨年映画「トガニ 幼き瞳の告発」で見せた真摯な演技を忘れさせるほど、甘くて繊細な演技でお茶の間を魅了した。「ビッグ」のストーリー上、19歳の少年と31歳の成人男性のキャラクターを行き来する演技をこなしただけに、感情の変化を繊細に表現することが求められた。その中でも女心を掴むラブコメディならではの切り札も必要だった。視聴者が時には笑ったり、時には涙を流したりすることのできるようなスキルがきちんと調和しなければならない状況だった。コン・ユは、5年ぶりに復帰したドラマで特有のラブコメディ演技の絶頂を見せ、“最高の演技力”を披露した。

そして、ドラマが終わった今、一番脳裏に残っているのは俳優のコン・ユだ。コン・ユは、意気込んで選んだ復帰作が他のドラマとの競争で振るわない状況でも、プロらしい精神力や情熱で作品の中核を担った。業界や関係者に自身の底力を確認させる機会となった。作品は忘れても俳優は記憶に残る“良き例”になるだろう。また、依然として彼の人気は高まっている。広告界の関係者によると、コン・ユは「ビッグ」の出演以降も広告の再契約はもちろん、新たな契約も数本した。また、最終的に出演を検討している映画「サスペクト 哀しき容疑者」以外にも多様なジャンルのシナリオが彼の選択を待っている。

記者 : ユン・ガイ