「紳士の品格」プロローグベスト5が“話題”

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写真=ファ&ダムピクチャーズ
ドラマ「紳士の品格」のプロローグが、また一つ別の面白さを提供しているとして視聴者の間で話題になっている。

SBSドラマ「紳士の品格」(脚本:キム・ウンスク、演出:シン・ウチョル)で、チャン・ドンゴン、キム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョクが演じる“花の中年4人組”は、番組のプロローグを通じて様々なエピソードを披露している。

22日に放送された第18話までの全18編のプロローグは、“4人組”の過去に関する思い出から、現在繰り広げられている男性4人のどたばたストーリーを表現し、40代男性たちから多くの共感を得ている。

キム・ウンスク脚本家の次々と弾けながら交わされる台詞と、ストーリーに合わせて様々な変身を遂げるチャン・ドンゴン、キム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョクなどの俳優たちの熱演は、「今回はどんなプロローグだろう?」という期待をさらに高める。韓国全土に“紳士ブーム”を巻き起こしたプロローグの中でも、視聴者の爆発的人気を得たプロローグを紹介する。


No.1 ― 第4話「高校時代の思い出」

90年代の高校の制服を着た“花の中年4人組”の姿と、チャン・ドンゴンが出演した映画『友へ チング』のパロディーで、さらに面白さを加えたプロローグだった。

キム・ドジン(チャン・ドンゴン)、イム・テサン(キム・スロ)、チェ・ユン(キム・ミンジョン)、イ・ジョンロク(イ・ジョンヒョク)は高校生なのに成人映画を見に行き、生活指導の先生(キム・グァンギュ)に見つかり怒られる。“4人組”は先生の前に連れて行かれる前はお互いが「責任を取る」と正義感溢れる様子を見せるが、結局イ・ジョンロク1人が罪を被り、あとの3人は安堵のため息をつく。

映画「友へ チング」で先生役として登場したキム・グァンギュが生活指導の先生として特別出演し、キム・ドジンの頬をつねり上げ、「すごく見慣れた顔だな。お前の親父は何してるんだ?」という映画「友へ チング」の名台詞は、視聴者の笑いを誘った。

No.2 ― 第6話「チャンピオンシップ・ビリヤード対決」

40代の男性なら誰もが共感できるという、ビリヤードでの賭けのエピソードだ。“花の中年4人組”が、キム・ドジン&イ・ジョンロク、イム・テサン&チェ・ユンのチームに分かれ、刺身を賭けた“刺身杯”チャンピオンシップ・ビリヤード対決を繰り広げた。

序盤ではすっきりとしたパンツスーツに白いシャツ姿でカリスマ溢れる姿を見せていた“4人組”は、時間が経つにつれてイライラしながら爪を噛むなど、悲壮感を見せながらビリヤード対決を繰り広げた。また、生死を賭けたのかと思わせるほど激昂し、小学生のように戦う“4人組”の姿が正反対の魅力を見せた。

No.3 ― 第11話「キャンプ場でのバスケットボール対決」

チャン・ドンゴンを一躍スターダムに押し上げた話題作「ファイナル・ジャンプ」のパロディーで、視線を集めたプロローグだ。

キャンプ場に遊びに来た“4人組”は、食べ物を賭けて20代の男性3人とバスケットボール対決をすることになった。キム・ドジンは、かつて自分はバスケットボールの名選手だったと自信満々にバスケットボールの試合を開始したが、イム・テサン、チェ・ユンなどのバスケットボールの実力に、3人は20代を相手に完敗してしまう。

バスケットボールに自信があると言っていたキム・ドジンに向かってイム・テサンが「お前、バスケットボールを最後にやったのはいつだ?」と質問すると、キム・ドジンは「94年が最後の勝負だ」と答えた。これは、1994年にチャン・ドンゴンが出演したバスケットボールドラマ「ファイナル・ジャンプ」(原題:「最後の勝負」)のことである。特に彼らがバスケットボールをするシーンでは、「ファイナル・ジャンプ」のテーマ曲が流れるなど、視聴者を爆笑させた。

No.4 ― 第14話「砂時計と携帯電話、そしてスティーブ・ジョブズ」

1995年に放送されたドラマ「砂時計」の人気と、当時とても高価だった携帯電話を通じ、現在私たちの日常となった科学技術の発達を、ユーモア豊富に描いた。

20代前半の大学時代、「砂時計」の大ファンだったキム・ドジンとイム・テサン、チェ・ユンは、チェ・ミンスが死刑判決を受けるシーンを真似して「砂時計」のエンディング曲をともに歌い、当時の「砂時計」ブームを再現した。

また、レンガのような携帯電話を取り出して自慢し始めたイ・ジョンロクの様子を合図に、3人が「携帯電話でテレビも見て、顔を見ながら電話しよう」「テレビも小さくして壁にかけよう」「パソコンを本くらい小さくして、ノートブック(ノートパソコン)と呼ぼう」「水は金を出して買って飲もう」など、今では当然のことをその当時は想像もしていなかったことだと表現した。

最後に、「笑わせようと言ってみたことが、世界を変えるかもしれない。空想は革新の始まり。もう少し早く気付いていたら……」というキム・ドジンの台詞とともに、ジーンズに黒のタートルネック、スニーカー、そして丸メガネをかけたスティーブ・ジョブズのファッションをした“4人組”の姿が、強い印象を残した。

No.5 ― 第16話「チェ・ユンの妻の葬式」

常に笑いと楽しさを見せてきた他のプロローグとは異なり、涙とともに胸が痛くなるような感動を見せたプロローグだ。

キム・ドジンは出張のために空港にいるとき、イム・テサンは取引先のクライアントに接待をしているとき、イ・ジョンロクは妻パク・ミンスク(キム・ジョンナン)と結婚指輪に関して言い争いをしているとき、それぞれが重要な状況にいた3人は、かかってきた1本の電話ですべてを中断して向かった場所がある。

3人が到着したのは、チェ・ユンの妻の葬式だ。涙すら流せないでいる友人チェ・ユンを見て、3人からは熱い涙が溢れ出す。そして、泣くことも忘れ、魂が抜けたように座り込むチェ・ユンに、黒のネクタイとスーツを着せた後、2本線の喪主の腕章をつけながらともに涙を流す。

制作会社ファ&ダムピクチャーズは、「『紳士の品格』のプロローグを通じて、男性も知らなかった男性たちのストーリーや、バレたくなかった男性たちのストーリーを見せたかった。プロローグを見るために、CMの時間から『紳士の品格』を待つ視聴者が増えた。厚い友情で絡み合う男性4人の様々なエピソードが、リアルな共感を得られたと思う」と話した。

「紳士の品格」第19話は、ロンドン五輪の中継の関係で、普段の時間よりも早い午後9時30分に韓国で放送される。

記者 : チェ・ドゥソン