Vol.2 ― 「10人の泥棒たち」チェ・ドンフン監督“「タチャ-神の手-」は離婚した娘が再婚する感じ”

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映画「10人の泥棒たち」は続編制作に期待してしまう映画である。特に俳優キム・スヒョンが演じるザンパノの物語はまだまだ続くという期待感がある。ネタバレになるため、劇中の彼がどのように退場するかはここでは触れないことにする。

チェ・ドンフン監督はキム・スヒョンについて「本当に良い俳優だと思う。撮影中にも“時間が経てばもっと良い俳優になるはずだ”と思っていたが、大ヒットドラマ『太陽を抱く月』で人気を集めた。映画『10人の泥棒たち』にスヒョンさんはあまり登場しないが、“もっと撮影しておけばよかった”と思ったりした」と笑った。さらに「残念に思ってもそこで退場するのがザンパノらしい。多くの人から『泥棒たち2』を制作すれば、スヒョンさんから出てくるのかと聞かれるが、それは制作が決まったら話せることだと思う」と語った。

彼は「10人の泥棒たち」の続編制作を決めるのは観客だとも語った。彼も「また『泥棒たち2』を作りたい。俳優たちも本当に良かったし、俳優たちと一緒に作業しながら映画を作る楽しさを改めて感じた作品だから」と語った。「10人の泥棒たち」の続編を期待してもいいだろうか。

実際、彼の映画のうち、続編を制作している作品がある。それは「タチャ イカサマ師」である。しかし演出は映画「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督が担当する。「自分の子供が結婚したような気持ちだと思うが、どう思っているのか」と聞いてみた。彼は「愛する娘が『私、離婚しました。お父さんと一緒に過ごします』と言ったのに、また『私、再婚します』というような気持ちだ」と答えた。

「『タチャ イカサマ師』が本当に良かったと思う理由はもっと撮影したいという気持ちで最後の撮影を進めたということだ。俳優たちと一緒に何かを作り上げるというのがいかに楽しいことなのかを実感した。映画『ビッグ・スウィンドル!』は、デビュー作だったので、振り向かずに撮影を進めた。僕が『タチャ-神の手-』の演出を担当しなかったのは劇中のキャラクターを愛しているからだ。漫画(原作)は第1話~第4話の主人公がそれぞれ違うが、当時は原作のキャラクターではなく、他のキャラクターで映画を作るというのが嫌だったんだと思う。そしてカン・ヒョンチョル監督が手掛ける『タチャ-神の手-』を楽しみにしている。本当に優れた監督だ。カン・ヒョンチョル監督も作品ごとに多くの俳優が出演するし、個性溢れるキャラクターの構築に優れた能力を見せてくれる。僕は誰より『タチャ-神の手-』を楽しみにしている観客の一人である」

記者 : ペ・ソニョン、写真 : クァク・ギョンフン