韓国版「花ざかりの君たちへ」学園ドラマのヒット神話は続くか

OSEN |

韓国ドラマで今年2番目の学園もの、SBS新水木ドラマ「花ざかりの君たちへ」が、8月にベールを脱ぐ。

今年初め放送された「ドリームハイ2」を除いては、2008年「花より男子 ~Boys Over Flowers」を始め、毎回学園ものがヒットしてきただけに、「花ざかりの君たちへ」も成功できるかに関心が寄せられている。

「花ざかりの君たちへ」(イ・ヨンチョル脚本、チョン・ギサン演出)は、ハイジャンプの金メダリストカン・テジュン(SHINee ミンホ)に会うために、女性生徒が禁じられている男子体育高校に男子になりすまして転校する男装美少女ク・ジェヒ(f(x) ソルリ)の破天荒なストーリーを描く、青春学園ドラマだ。

特に人気アイドルグループSHINeeのミンホとガールズグループf(x)のソルリが出演するだけあって、大きな期待を集めている。

原作となった日本の漫画「花ざかりの君たちへ」は、日本で1700万部の驚異的な販売数を記録し、2007年フジテレビで「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~」というタイトルでドラマ化されている。この漫画は韓国語に翻訳され、韓国のファンにも有名だ。

「花ざかりの君たちへ」は日本に続き台湾でもドラマ化され、すでにそのヒット性が検証されており、原作の著名度により視聴者へアプローチしやすいという強みをもっている。その上、韓国でヒットのための方程式とも言われる“男装”に“イケメン”の要素を両方とも持ち備えており、大変注目されている。

過去には、ドラマ「コーヒープリンス1号店」「トキメキ☆成均館スキャンダル」もこのような方程式にそって大きな人気を集めた。

鍵は、日本ドラマと韓国ドラマの違いをどのようにうまく溶けこませるかだ。日本ドラマは、様々なエピソードを通じてキャラクターが中心となるストーリーを展開しているのに比べ、韓国ドラマは手堅い起承転結を好む傾向にあるためだ。

蓋を開けてみないことには分からないことだが、有名な原作ドラマ、豪華なキャスティング、ヒットの方程式まで備え、何より8月の夏休みを狙った放送スケジュールとなっているため、どのような成績を出すか期待が寄せられている。

記者 : カン・ソジョン