ユーモアが求められる時代、PSYのユーモアが通じた

OSEN |

歌手のPSY(サイ)が、音楽配信ランキングで1位をキープしている。

PSYの「江南(カンナム)スタイル」は、19日午前にMelOn, Mnetなどの代表的な音楽配信サイトで1位を獲得している。15日に発売された同曲は、Brown Eyed Girls、BEASTなどの錚錚たるグループを抜いて1位となった。

このような成功は、音楽界の流れを正確に読んだPSYの戦略があったため可能だった。UV、ヒョンドニとデジュニ、勇敢な奴らなどのコミカル音楽ブームに乗りながらPSYならではのカラーも強く表現した。

「江南スタイル」は「兄は江南スタイル」という、"実生活を反映したコメント"を大胆に歌詞に入れ、ディテールにこだわった。これは、ヒョンドニとデジュニがデビュー曲「オリンピック大路」で「オリンピック大路は混んでいます。今はどこに行っても混んでいます」と歌ったり、勇敢な奴らが「I ドン(お金) care」でタクシー代がなくて苦労する状況を描き出し、笑いを誘ったことと同様だ。そして、これはPSYがデビュー曲「鳥(セ)」での大胆な歌詞で衝撃を与えたこととも重なる。

PSYは18日に「SBSテレビ芸能」で「皆さんが僕に望んでいることは何かを考え、初心に戻ることにした」と語った。

MVもコミカルな印象を与える。コメディアンのユ・ジェソクとノ・ホンチョルが特別出演してコミカルなダンスを披露し、多くのネットユーザーから注目を集めた。

PSYもコミカル音楽のブームを意識したことを認めた。彼は最近記者に会い「コミカル音楽のブームを見ながら僕はもっと笑わせなきゃと思った。時代がギャクを求めているようだ。僕は、本当に情けないこととは何かを見せてあげようという気持ちで準備した」と語った。

「江南スタイル」は、当初計画されたタイトル曲ではなかった。彼は「数人の有名歌手が参加したコラボレーション特集を準備中だった。そのうちこの曲を作ったが、本当によかった。でも、コラボレーションにふさわしい楽曲ではなかった。この曲を生かすためにコラボレーション特集をあきらめ、6thアルバム『6甲』をpart1、part 2に分けて出すことにした」と話した。

PSYブームは、自然にコンサートへの期待も高めている。彼が8月11日にソウル、蚕室(チャムシル)総合運動場の補助競技場で開催する「SUMMER STAND」は、19日にウェブサイトインターパークの前売り券販売ランキングで1位を記録している。

記者 : イ・ヘリン