20歳になったばかりの歌手、IU(アイユー)が2ヶ月に渡る全国ツアーを通じて、約2万人のファンの前に姿を表した。

IUは6月のソウル公演を皮切りに、蔚山(ウルサン)、全州(チョンジュ)、水原(スウォン)、釜山(プサン)で公演を開催し、7月15日に嶺南(ヨンナム)大学のチョンマアートセンターで開かれた大邱(テグ)公演で、大盛況の内に全国ツアーの幕を閉じた。デビューして初めての全国ツアーで、IUは完璧なステージを披露してくれた。

IUは、全国ツアーの開催を控えて「音楽をそのまま楽しめるコンサート」そして「ファンのために会いに行くコンサート」を目指していた。自身を愛してくれたファンに恩返しをするという強い意思を持っていたのである。

公演の成果も上々だった。20代の女性ソロ歌手として全国6都市、計11回の公演で平均チケット販売率90％を記録した。さらに有料観客動員数も約2万人を記録し、音楽業界からは「“IU”という新しいブランドの誕生を告げた」という好評価を得ている。

IUは、ダンスをはじめ、バラード、アコースティック、トロット(韓国の演歌)など、多様なジャンルのステージを披露した。さらにオーケストラとビッグバンドが加わって、スケールの大きさも一層際立ったステージとなった。

IUの所属事務所のLOENエンターテインメントは「コンサートの主な観客層である10～20代の男性から、親と一緒に来た小さな子どもまで楽しめる、完成度の高い公演だった」と評価した。

サッカー選手のパク・チソンをはじめ、公開恋愛中の俳優チ・ヒョヌとユ・インナ、歌手イ・ジョク、イ・スンギ、Leessang(リッサン)、芸人ノ・ホンチョルなどの出演も注目を集めた。

初単独コンサートを大盛況の内に終了したIUは「初めはとても緊張していて不安だったけど、ファンの皆さんや公演を見に来てくださった方々のおかげで、コンサートを無事に終えることができた。今回の公演を通じて歌手として成長した気がする。これからもステージの上で輝ける歌手になるために頑張っていきたい」と語った。