「ゴールデンタイム」イ・ソンミン“重症外傷外科医の熱い信念を表現したい”

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写真=MBC「ゴールデンタイム」スクリーンショット
「過酷な職業の一つである重症外傷外科医の熱い信念と真剣さを表現したい」

MBC月火特別企画ドラマ「ゴールデンタイム」(脚本:チェ・ヒラ、演出:クォン・ソクチャン)で外傷医学科の医師チェ・イニョクを熱演している俳優イ・ソンミンが、演技への思いと第1、2話の感想を語った。

イ・ソンミンは「ゴールデンタイム」第1、2話で、生死をさまよう患者を救う救命救急室を指揮するイニョクというキャラクターを抜群の演技とカリスマ性で表現し、視聴者の注目を集めた。

イ・ソンミンは、「『ゴールデンタイム』の第1、2話は韓国の救命救急室が置かれている実際の状況と登場人物を紹介した序幕だった」とし、「第3、4話目からはキャラクター間の対立と本格的なストーリーが展開されるので、『ゴールデンタイム』の真の物語をお見せすることができると思う」と伝えた。

16日に放送された「ゴールデンタイム」第6話では、整形外科の科長であるセホン(イ・ギヨン)がオペを執刀したVIP患者の手術後の状態が急変したことを、ミヌ(イ・ソンギュン)が発見したことから繰り広げられるエピソードが描かれる。


◆イ・ソンミンとの一問一答

―「ゴールデンタイム」第1、2話の感想は?

「従来の医療ドラマとは違うスピーディーな展開と新しい演出に感心した。第1、2話は韓国の救命救急室の現状やシステム、登場人物を紹介した序幕だと思っている。特に第2話ではミヌ、イニョク、ジェインが置かれている状況を見て、胸が痛くなった。視聴者の皆さんには第1、2話を通じて『ゴールデンタイム』がどのようなドラマなのかを知ってもらいたい」

―視聴率がやや低かったが、プレッシャーは感じていないのか?

「期待していたよりは低くて少し残念だった。しかし、長時間のオペシーンを撮影したら、視聴率のことはすべて忘れてまた作品が大好きになった。これから視聴率も上がると信じている」

―穏やかなイメージだった前作とは異なり、カリスマ性溢れるイニョクを演じることに視聴者の関心が寄せらせている。感想は?

「本格的な撮影に入る前に、重症外傷外科医に実際に会ったり、様々な動画を見て、彼らに畏敬の念を持つようになった。患者の命を救おうとする気持ちはすべての医者にとって同じだと思うけど、救急室で生死の分かれ目に立っている患者を治療する外傷専門医は、本当に信念がないとできないし、過酷な職業だと思った。だから何よりも彼らの信念と真剣さを表現しようと努力した」

―英語混じりの難しい医学用語や方言の演技が多いが、難しくはないか?

「慶尚南道(キョンサンナムド)出身なので方言はそんなに難しくはなかった。しかし、イニョクが緊急時に難しい医学用語を早口で言うから、セリフが伝わりにくいという難点がある。時々、オペ室でマスクをしたままセリフを言わなければならないこともあり、その時はさらに難しい。視聴者のみなさんには、緊急事態だからイニョクが正確に話すことができないという状況を理解してもらいたい。でも、セリフがよく聞こえないと一部の視聴者から意見があったので、セリフをはっきり伝えることにもっと気を使わなければならないと思った(笑)」

―「ブレイン 愛と野望」「キング~Two Hearts」「僕の妻のすべて」「私の心が聞こえる?」などの作品で様々なキャラクターを演じ分けた。その秘訣は?

「他の俳優に比べて目立つ特徴が少ないから、様々なキャラクターに変身することができたんだと思う。特別な個性がないことに悩んだ時期もあったけど、今は平凡なことが演技には役に立つと思っている」

―「ゴールデンタイム」という用語は、救急医療で患者の命を救うのに極めて重要な3時間を意味する。ご自身のゴールデンタイムはいつだったか?

「すべてを演技に注いだ20代だったと思う。大好きな演技を思う存分楽しんだあの頃がなかったら、今の自分も存在しないと思う」

―どんな俳優になりたいか?

「今回の作品では、視聴者にイニョクのような医者が現実にもいると思ってもらいたい。視聴者には実在する医者として見てもらえて、共演者には一緒に演技するのが心地よいと思ってもらえる俳優になりたい」

記者 : チャン・ヨンジュン